第二話④
「お〜〜遅くなっちまった〜。何、掃除全部してくれたわけ?ありがとよ!」
あまりにもゆるゆるした予想外の姿に動揺を隠せない俺は、必死で息を整えようとした。
「あ、あいつは?」
「ああ、敷島?そんなんとっくに移動教室行ったけど」
「手とかは……」
「手?そういや洗わねーままあいつと肩組んじまったな。つーか聞いてくれよ!敷島、あいつなかなか話せる奴だぜ!ほらぁ、世の中ってみんなス●ッチ一色じゃん〜。なのにあいつさあ!俺とおんなじプレ●テ派でさあ〜!しかもプレイしてるのが人を殺していくなかなかに過激なやつらしくてさ〜…」
イライラゲージがどんどん溜まっていく中、一樹の話はまだ終わらない。
「〜〜〜…あいつ可愛い見た目してなかなか中身男!ていうか、いやあ〜〜話してて楽しかったわ。つーか、さすがイツキくん。どんな人とも友達になれちゃう天才ッ♡頭の方も天才ッ♡あれ?隼どうした?」
もう、、、そろそろ限界、、、、
その後、俺の羽交い締めに一樹の叫び声が響き渡った。
「何、お前ら喧嘩中?」
今日は洸太の部活がないらしく久しぶりに三人一緒に帰るはず………が、俺と一樹は引き続き仲良く喧嘩中だった。
「聞いてくれよ洸太〜。隼のせいで授業遅刻しちゃって先生にコテンパンに怒られちゃってさ〜〜ありえなくない?」
「あ?勝手に割愛してんじゃねーぞ。もっと言うべきことあるだろ??」
「わぁーーん!この人怖いよぉ〜〜洸太くぅゔ〜ん」
洸太は、やれやれといった顔で溜め息をついたかと思うと、俺たちを見てにこりと笑った。
「いい加減にしろ」




