表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/37

緑の液体

女神さまは形のいい唇に人差し指をあてながら

「ん~。ここでネタバラシしちゃうのもつまらないから、効果が出てからのお楽しみってことでいいんじゃないかしら。」


「そんな得体の知らない薬嫌ですよ。もったいぶらないで効果教えてくださいよ。飲むのが怖いじゃないですか」

と駄々をこねる私に


「いいから飲みなさいよ。変な薬じゃないから。」


「この見るからにやばそうな色した液体を、ですか?」


「そうよ。素直に飲みなさいな」


そういってグイグイと小瓶を押し付けてくる。

断り切れなくなって

「う~~。はい。」


私は意を決してその液体を飲み干すと、


「っ!!まっず!!」


「あたりまえでしょ。薬なんだから。それじゃあもう話すことは終わったから早く次の転生に向かいなさい。」


「女神さま、やっぱりさっきの薬の効果をー」

言い終わらないうちに女神さまによって私は強制的に転生させられたのだった。

その時の女神さまは今までの意地悪な笑顔が嘘のように、美しく微笑んでいた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ