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ステータスなんて存在してたんですね
ペチッペチッと何かが私の頬を叩く。
「んんっ」
その何かに促され目を開けると、目の前には白い塊が。
リスの女神さまがいた。
「あれ、私はまた死にました?」
「私がまだリスの姿なんだから死んでないわよ。」
「・・・・マジですか」
「マジよ」
自分が生きていることを確かめるため起き上がろうと体に力を入れると腹部に激痛が走った。
「つっ!」
「まだ寝てなきゃだめよ。いくら死んでないって言っても怪我はしているんだから。」
呆れながら女神さまは私を寝かしつけにかかる。
「それにしても薬の効果が出て良かったわね」
「薬?何のことです?」
「覚えてない?あなたが転生する前に飲んだ緑の液体よ」
「そういえばそんなのも飲みましたね。」
「それでね、その薬の効果なのだけど、貴方のステータスにたぶん乗っているから見てみなさいな」
「ステータスなんてどこで見れるんですか?」
「あなた今まで一度も見たことなかったの?」




