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バンドルの箱  作者: 篝レオ aka 篝レイ
木戸せいら編
63/64

今さらながら人物紹介&解説的なサムシング

以後の話のネタバレを防ぐため、人物によっては情報が不十分な場合がございますがご了承ください

★たまごどん


深山那月 (ドラム)

 両親を交通事故にて亡くし、児童養護施設『希望の箱庭』に籍を置く少年。一七歳の高校二年生とあり、やや背伸びした論理傾向を持つが、その対象はおおかたどうでもよいところばかり。その思考はともすれば被害妄想に発展し、それが故に保健室登校の身分である。

 女性のとも取れる見目、名前をコンプレックスとしていたが、ある一件を機に、徐々に克服していっている模様。自らをアイドルよりも、演技派の役者向きと評するなど、その意識の高さは皮肉にも女装のクオリティにばかり寄与している。名前の由来は、「つき」。


月宮マナ(ドラム、アイドル)

 深山那月の、女装時の存在。名付け親は、宇佐美陽菜で、みやまなつきの「つき」を頭に持ってきただけの安直なネーミングである。メタ発言をすると作者が脳漿を絞って絞って絞って絞って、ようやっとのことで編み出したアナグラムであり、その自己満のためだけに生まれたのがこの月宮マナという少女といえないこともない。そんなわけで名前の由来は「深山那月」。

 見目はピカイチであるが、初出時に院長である黒先白行の大きなブラを着用したことで、整合性を図るために今後とも巨乳キャラを演じる羽目になってしまい、たびたび卑しい視線や行為を被る宿命を背負った憐れむべき巨乳美少女である。見目、名前と、作者の理想が詰まった存在であることを覚えられたい。


木戸せいら(ベース、アイドル)

 那月、陽菜のひとつ歳下の少女。小学生のころ、担任の先生に将来の夢を否定されたことにより明るかった性格が、ネガティブで塞ぎがちな性格に一変してしまった。それを憂慮した父によって、那月や陽菜に性格の改善を委ねられることとなったのだが、改善は未だ見られないという状況。名前の由来は木星か、あるいは土星か、いや——


宇佐美陽菜(ヴォーカル、鍵盤、アイドル)

 かつて那月と同じく、『希望の箱庭』に住んでいた少女。十七歳と成長の年頃ながら、身長と胸が人一倍小さく、態度と理想が人一倍大きい。小学生の頃に、芸能界へ飛び込むとともに施設を去り、数年後、とあるスキャンダルにより芸能界を去るなど、さぞ後ろ姿が様になりそうな存在。

 小さい顔に大きな目、整った鼻立ちや口元、象徴的なツインテールを成りとし、かつては時代をつくったとすら評されるほどの国民的アイドルだった。所属のアイドルグループを去ったあとは地元に戻って、那月たちを巻き込んでアイドルバンドを立ち上げ芸能界に返り咲かんとする。名前の由来は、「月の兎」と「太陽」。


???(ギタリスト、アイドル)

 まだ内緒ネ!


★希望の箱庭の面々


亀井拓篤

 那月と同じく『希望の箱庭』に住んでいる少年。少年と呼ぶことに抵抗が生じるくらい、高身長で骨格も逞しく、精悍なつらがまちをしたナイスガイ。年齢は那月の一つ上の十八歳、来年卒園を控える。かつては那月と袂をわかつこともあったが、現在の関係性はまずまず良好な模様。が、月宮マナが那月だと意識した末、那月に良からぬ行為を働こうとしてしまい那月からはその後警戒されている節があるも、拓篤本人にはその記憶がないというなんとも後味が悪いところではある。

 那月の経験則から、巨乳好きが推測される。


黒先流星

 ヒト亜族に属する人間とされるが、たびたびネコ目イヌ科イヌ属に属する哺乳類、オオカミのような気色を見せる。実際、ホモ・サピエンスとは名ばかりで、那月に女装を強要したり女装した那月を前に獣のように成り果てたりと、ホモやサイエンスといったワードを想起させる。獣と人の間、というのが流星をいみじくも表した言葉である。


黒先星斗、星夜

 双子の兄弟であり『希望の箱庭』の最年少者にあたる。那月を巻き込んでの、ふわふわとした捉えどころのない禅問答を常とする。那月をなっちゃんと呼び、女の子と勘違いしており将来はなっちゃんと結婚するつもりらしい。将来のトラウマにならないことを願うばかりである。


亀井拓人

 拓篤の実兄。かつて『希望の箱庭』に住んでいたが、芸能プロダクションのマネージメント業の会社へ就職とともに、卒園。亀井という苗字が故に施設の演し物、『ウサギとカメ』でカメの役を押しつけられたという経験を持つ。さらには、陽菜のマネージャーだったが為、トップ屋に陽菜の交際相手に仕立て上げられるという不名誉を持たされた。


黒先白行

 児童養護施設『希望の箱庭』の院長。ヒト亜族に属す人間とされるがどう見ても熊である。オネエの熊である。熊がお化粧をして女言葉を用いれば、それは黒先白行に他ならない。獰猛そうな外見に反して中身はいたって穏やかで、人情を人一倍濃くする。だが厚化粧のオネエであり、月宮マナが巨乳になるに至った原因の存在であることに変わりはない。自らのことを「シラユキちゃん」と呼ぶよう推奨している。流星のヘンタイ性は白行譲りであるとの説も。名前の由来は、ブラックホールとホワイトホール。


★学校関係


水木明日香

 那月が通う高校にて、校医、そして科学の教科担任を務める女性。普段は保健室に詰めており、保健室登校者の面倒を見る役割上、那月と知り合った。サラサラとした長髪に、春には黒髪、夏には金髪、秋には茶髪、冬には銀髪と四季折々に髪色を変えることで有名で、しかもその薬剤はお手製なのだという。その教師にあるまじき髪色、理科準備室の隣に不都合を押して保健室を充てがわれたりとかなり優遇されている模様。教職員の上役の声がかりとは、那月の又聞きである。だが、貧乳であり本人もそれを気にしているらしい。名前の由来は、水、木に満ちた「地球アース」。


真島あずさ

 那月のクラスメイト。だが那月は保健室の住人の為、接点は殆どない。

 メイクで飾られた感は強いが、ナチュラルメイクやすっぴんでも可愛さは色褪せないであろう整った顔立ちで、制服のオシャレな着こなしからオシャレ番長感が漂う。スカートから覗く太ももは、那月が思わず目を逸らしてしまうほど魅惑的。校則を破り深夜にコンビニでアルバイトをしている。そんなぼっちや、コミュ障、童貞には近寄りがたい雰囲気の彼女だが、色眼鏡で人を見ることはなく、那月に対しても分け隔てなく接している。ちなみにカラコンはしていない。名前の由来は「火星マーズ」で、実は作者のお気に入りキャラのひとり。


カラー・ラッパー

 赤、黄、青、緑の髪の色と、それぞれの色を個性にしないと識別すら困難とされる有象無象の不良ラッパー。深夜のコンビニにて那月と出会う。拓篤の仲間で、赤髪と黄髪の少年が拓篤と同級生、青髪と緑髪がひとつ下で那月と同級生。その見た目どおり勉学とは無縁の不良学生だが、心根は皆優しく、人は髪では離れないのだと、むしろ勉強させてもらえる存在。青髪と緑髪はマナの胸に興味津々で、子供っぽい。


MONoSTARSモノスターズ

 陽菜がかつて所属していたアイドルグループ。モノが単一、スターズが星の複数形であることから、「矛盾」と那月に評された。事実、陽菜をアイドルとして世に放つために作られたグループだったはずなのに今や陽菜抜きで活動しているのだから、名は体を表すものである。ちなみに小文字のoをコンマと捉えて、モンスターズと読ませることも考えられており、それを考えたプロデューサー(作者)の思考が痛々しい。


叶流恋かのうりゅうこ

『キミに流れる恋心、きっと叶いますよーに』というキャッチコピーを考え出した、痛々しさここに極まった少女。陽菜脱退により、実質的にMONoSTARSのリーダーの役を務めることになった。明日香のカーテレビで見る限り、陽菜脱退に関しては、何も思うところがない様子。

 那月にとって、ともすれば陽菜よりもキラキラきゃぴきゃぴした、訓練調教がなされたザ・アイドル。実は作者の一番のお気に入りのキャラ。いつか、この子が主人公の話とか書きたいというこの願い、きっと叶いますよーに。名前の由来は、カノープス(りゅうこつ座)。


六連星むつらスバル

『え、えっと、六連星スバル、です……』と、収録番組でもしどろもどろな口調であることから、普段からおどおどした性格なのだということが推測される少女。せいらとキャラが被っていることから、作者の無能っぷりを上手く表現した有能なキャラである。だから、せいらの下位互換とか言わないで……! 名前の由来は、プレアデス星団。


★那月編


那月父、母

 交通事故によって、搬送先の病院にて死亡が確認された。普段は優しかったが、事故の数日前から那月に厳しくあたっていたのだという。


執事さん

 拓篤が引き取られた先の屋敷に勤める執事さん。本名不明、年齢不詳(めんどいから考えてない)。裁決、行動ともに流るる如しで、那月からは、たびたび疾事さんと言われている。父の形見であるブルーバードを乗り続け、那月のお尻を苦しめた。本人は切れ痔である。

 普段は穏やかであるが、怒るとめっちゃ怖い。そのようなタイプの人を怒ると怖い人ではなく、もっと具体的な名称付をしてもよいのではないだろうかと考えさせられる。


荒木ガース

 まさにカスだね。


旦那さま

 念願叶って拓篤の里親となったが、それは一週間限定でしたドッキリをかまされた男性。だが那月にパパと呼んでもらえたことやまた、遊びに来ることを告げられ、拓篤や那月を送り出した。本名不明、年齢不詳、以下同文。

 黒先白行とはかつて学友で、将来一緒に孤児院を立てようと誓い合うほどの仲だった。しかし価値観の相違により道を分かつことになり、白行はあまねく孤児を救うべく孤児院を設立し、旦那さまは自分に出来る範囲で確実な幸せを与えたいと考え、里子をとることを決意した過去がある。


★せいら編


木戸誠二

 せいらの父。木戸財閥のトップという大金持ちであるが、それ以外に特筆すべきところのない悲しき人物。明るかったせいらを失い、役にたつかもわからぬ那月たちにせいらを任せる他ない悲しき人物。金があれば全てが己が手の中、という説が通る世の中にあって、金があっても他は対して持っていないという自説を体現する悲しき人物。だが、それはパラドキシカルに見れば、娘より優先されるべきものなど何もないのだという傍証ともとれる。よって、せいらさんの件が決着した暁には、誠二氏は金にものを言わせるようになること請け合いである。


小蔵さん

 アーケード街にひっそりと佇む、コーヒー店を営む主人。せいらとは師弟のような間柄であり、その実はせいらさんをネガティブな性格にした本人、小蔵響子さんの父だった。響子さんの罪滅ぼしのため、せいらさんに接触したようだ。


小蔵響子

 小蔵さんの娘にて、せいらさんの元担任。せいらさんの将来の夢を否定し、性格をネガティブに変えてしまった張本人。それを自覚してか、数年前に自殺している。女装した那月によく似ており、小蔵さんにも見紛われるほどだった。ただし目、胸は那月のほうが大振りなのだそう。


赤坂円

 流星の担任の先生であり、響子さんの元交際相手。小蔵さんの家を訪れた際は、決まって響子さんと情事に耽るらしく小蔵さんから嫌われている。体育教師だけあって体格はよく那月から羨ましがられている。


ナリキン君

 本名を金山達成。人気動画サイトにて毎日動画を投稿して、その広告収入で財を成す少年。流星のいじめっ子で、二人の取り巻きを従える。マナの体に関心を示すなど、年齢相応ではないにしろ男子としてはごく自然な感情を持ち、動画を投稿するようになったきっかけも微笑ましいものだった。顔は結構男前らしい。


ヤンス君

 ナリキンの取り巻きのひとり。ナリキンに今後の自分の稼ぎを見ているのか、ナリキンの肩を持つこと腰巾着のごとしである。ナリキンに絶対の正義を見る危険な少年。年相応に、特撮ヒーローでも観て正義のなんたるかを勉強すべきである。


もう一人君

 ナリキンの取り巻きのひとり。ガタイは大きいものの、その殆どが贅肉であるため那月には羨ましがられなかった。それゆえか、ネーミングも酷く適当である。彼本人は人並みの倫理観を持ち合わせているようで、那月に対して悪感情は持ち合わせていなかった。しかしながら、胸を見て興奮するなど良からぬ感情は男子らしく持ち合わせていたようである。本来、流星と気が合いそうな気がするのはわたしだけだろうか。


ザンスさん

 ヤンス君の母。この親にしてヤンス君ありと、思わずにはいられないほど瓜二つ。醜い性格も瓜二つ。また極貧乳で、巨乳の那月には胸は形が正義だと言わんばかりにまくし立てたが、その形(正義)すらないと言わざるを得ないほどに極貧乳なのが悲しすぎる。正義がないところも親子瓜二つ。

これまでの話の総集編みたいにまとめてみました。半分はネタですので真に受けてはいけません。みなさまの一粲に供せましたならば幸いですー

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