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バンドルの箱  作者: 篝レオ aka 篝レイ
深山那月編
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二章 月天(3)

 ワガママお坊ちゃんよろしく椅子に座った流星は、これで何度目になるかわからない鼻血を噴きだした。無造作にティッシュを数枚まとめてひっつかむと何でもないように血を拭っている。

 流星の口元は、下劣の一言で説明がつく。さらに下劣な流星の二つの眼が真っ直ぐ俺を、しかし歪んだ視線で眺めている。そして、頻りに桃色めいた溜め息を吐いていた。

 俺たちがリビングを空けて、メイクしている間、妄想を逞しくしていたのだろう。流星の周囲というか、このリビング全体が奇妙な空気で満ちていた。その原因と思われる流星は、月満つれば現れる、伝説の狼男を想起させる。


「那月の女子力、半端ないわね。流星が壊れちゃった」


 その元凶、陽菜が白々しく言う。だが流星の様子が異常なのは、誰の目にも明らか。


「これ、俺が目隠しするの、危ないと思うんだが」


 本気でていそうの危機を察して俺が耳打ちすると、陽菜も同じ考えだったらしい。


「そうね。罰は女装で相殺したし、もう流星にあーんしてあげるだけでいいんじゃないかしら。本末転倒になっちゃうけど」


 どうやら俺は、もうブルーカレーは食べなくても良いらしい。

 罰の規定がずいぶんと甘口になったな、とは思ったが、陽菜的にはもう目的は達成しているのだ。俺を、アイドルに勧誘するという目的を。


「要するに、俺がブルーカレーを食べなくてもよくなったんなら流星にカレー、食べさせなくてもよいのでは」


 流星にカレーを食べるのを手伝ってもらう代わり、流星にもカレーを食べさせるという条件だったはずだ。もう甲斐甲斐しく流星にカレーを供する義理はないわけで、一刻も早い解散が望まれるところだった。しかし、陽菜はそれを認めない。


「だって、那月。アレどうするのよ?」


 陽菜の渋い視線の先には猛り狂った獣、もとい野獣流星が、だらしなく涎を垂らしている。ヤツの視線は俺のある一点、いや二つの膨らみを捉えて動かない。


「ふええ……」


 流星を、そのままにしておくわけにもいかない。放っておいて、寝込みでも襲われたら……。


「しかし、ありゃあカレーを食べる顔じゃあないですぜ、女子おなごを食べる顔ですぜ……」

「安心なさい、いざという時はあたしが守ってあげるから」


 不安でたまらない俺に対して実に頼り甲斐のある言葉ではあるが、そう言って陽菜が取り出したのは、ピンク色の小さなスティック状の何か。よく見るとそれはリップグロスだった。全くもって頼り甲斐がない。

 仕方なく俺は、スプーンとナプキンを手に流星に近づいていく。歩くたび、胸の膨らみが二の腕を押し返して心地が悪いったらない。

 その様子を見て流星が目を爛々と輝かせた。クラスの男子と同じような視線に思わず鳥肌が立ってしまう俺。早く、早く、終わらせよう……。


「どうぞ、りゅうちゃん」


 流星の隣の席に着くや、俺は引きつった笑顔でナプキンを差し出した。


「うえへへ、ありがとう」


 とだらしなく流星が受け取る。受け取るついでに流星は俺の手をぎゅっと握ってスリスリしてきたので、手に持つスプーンを千度に熱してヤツの顔面に押し付けてやろうかと思った。

 準備が整ったところで、スプーンでカレーをすくって、ふぅふぅと息を吹きかけて冷ます動作をしてから流星の口まで運んでやる。そのすがら、流星の生暖かい鼻息が俺の腕に吹きかけられた。ぞくりとした嫌悪感が全身を走る。


「あーん……」


 俺の合図で流星が大きな口を開いて、そこへ待望のカレーがデリバリーされようとした、その時だった。


「お前ら何やってんだよ」


 後ろからの突然の呼びかけに、この場にいる誰もが驚いた。とりわけ俺と流星が。

 特に俺にいたってはその声を聞いた途端、持っていたスプーンを慌ただしく取り落とし、だがそれを拾うことなく、手近にあった目隠しを持ち自らの目を覆い隠した。そして例によって、俯いて存在感を殺す。

 この場を凍らせんとする、その声の主はこの施設の住人である亀井拓篤。今ではこの施設の最年長であり、俺の一つ年上であり、俺の膝に消せない痣をもたらした張本人。つまり、俺の天敵だ――巧まざる悪魔だ。

 俺が咄嗟に目隠しをしたのは拓篤の姿を見ないため、俺のこの姿を見せないためだ。今や拓篤の姿は見えないが、むしろ見えないからこそ、その声は耳に深く突き刺さり、心すら凍てつかせる。


「拓篤じゃない、久しぶりね!」


 まるで生気を失った俺と流星をよそに、陽菜は率先して拓篤に会話を仕掛けて行った。


「陽菜か、久しぶりだな。アホみてえな格好して何やってんだ?」


 ことのほか明るめの口調で拓篤が言った。


「これはあれよ、メイドさんごっこ! 流星がご主人さまで、あたしたちが愛情たっぷりご奉仕するの」


 陽菜の急場しのぎの説明に、拓篤がふーんと関心なげに相づちを入れる。

 ちなみに流星は、拓篤の存在を認知してから一言も発していない。あの野獣ぶりは一体どこへいってしまったのか。自分よりも強い存在が現れたことで、正気に戻ったんだろうか?


「で――」


 拓篤のその声は、明らかに俺へと発せられたものだ。思わず背筋が伸びる。


「そこの目隠しした女、誰だ?」


 霜剣そうけんの言葉が俺を貫いた。寒中に冷水を浴びたときにそうなるように、俺は発言はもとより呼吸すらままならない。

 すると、俺の代わりに答えたのは陽菜だった。


「あたしの友達よ。月宮マナちゃん、っていうの」

「へえ」


 と拓篤はさして興味なさそうに返事すると、陽菜は満足げに首肯する。

 陽菜の暖かい言説に、俺ははたと我にかえり、潮時かと目隠しをそっと外す。何のために付けたのか、もはや分からない。

 ――光を知覚し、次第に、いくつかの人影を捉える。

 一つは陽菜。もはや、彼女が光そのものなのではないかと錯覚するほどに眩いオーラを発している。今も昔も、この場においても俺の太陽だ。

 一つは流星。先ほどの獣っ気は無く死人のように微動だにしない。単に拓篤のことが怖いなだけなんだろうけど。

 そして、くだんの人――拓篤。辺りの光ごとすべて飲み込むブラックホールのような威容をもち、俺の心の中に厳然たる影として居座っている。制服は荒々しく着崩され、もちろんノーネクタイ。短髪を整髪料でツンツンに立てて、威圧感を演出している。幾度となく喧嘩をしてきただろうにその顔には傷一つ無い。精悍な顔つきは、イケメンとすら言えるだろう。

 その拓篤が、無愛想に手を差し出してきた。


「亀井拓篤だ」


 視線はそっぽを向いているし、陽菜に対するときのような温かさはないが、ともかく敵意はないようだった。

 俺はすかさずその手を握り返そうとしたが一瞬躊躇い、一呼吸置いて気持ちを落ち着けてから、なるべく地声を出さないように差し出す手にファルセットを添える。


「よろしくおねがいぃしますぅ」


 いつもの蚊の鳴くような声、とまでは酷くないが、その声は盛大に上ずっていた。

 陽菜がぷっくと噴き出した。それに拓篤が怪訝そうに訊ねる。


「? 何がおかしいんだよ?」

「ごめんなさい、この子があんまり緊張してるものだから。ぷっく」


 陽菜は一応謝っているようだが何に対して、誰に対して謝っているのかはわからないし、また噴き出した。まあ、こう笑い飛ばしてもらったほうが俺としても気が楽なのだが、拓篤にとってはどうやら捨て置けないことらしい。


「悪りいな。コイツ、こんなんだけど基本いいやつだからよろしく頼むわ」


 何故か拓篤にお詫びされ、兄貴よろしく陽菜のことを宜しくされてしまった。相変わらず視線はこっちを向かないけど。

 しかし、まぁ、妹の尻拭いをちゃんとしてやるところはさすが陽菜の義兄だ。

 ふと、兄が妹にそうするように拓篤が陽菜に尋ねた。


「親父は?」

「もう寝たわよ」


 いや待て。このやりとりは、子どもの動向を確認する夫婦に見えなくもない。

 ここで言う親父とは、つまり黒先院長のことだ。


「まだ十時前だろ、やけに早えな」


 拓篤は、右腕の時計に目を落としたまま落胆気味に呟く。短めの髪は拓篤の顔を隠すことなく、その表情には憮然とした機微が見えたような気がした。


「小さな子ふたりの添い寝で、ね。何か用事でもあったの?」


 陽菜の問いに拓篤は頭を振る。


「あー、別に。寝てんならいいわ」


 納得したような言い振りだが、納得しきれていない様子であった。拓篤は、手に持ったコンビニの袋からすっとカップラーメンを取り出した。どうやらそれが、今日の夕食らしい。


「カレー、余ってるけど食べる?」


 陽菜がテーブル上のカレーを指差して勧めると拓篤はそれを辿るようにテーブルに目を転じた。

 長めのテーブルには計七枚の皿。使用済みの四枚が積み重ねられていて、他の三皿のうち一枚はあの――


「カレーってのは、あそこの汚物のことか?」


 拓篤が唾棄するような顔でブルーカレーを見ている。そして、すぐさま視線を逸らした。

 当然の反応だった。拓篤はもうそちらに目を向けることはなく、薬缶にお湯を沸かし、カップラーメンの容器にお湯を注ぎ終えると脇目も振らずにダイニングを後にした。

 拓篤の姿がなくなると、メドゥーサの呪いから解放かれたように、流星が大きく安堵の息を吐いた。そう言えばいたな流星。流星はすでに、正気を取り戻していた。それにしてもあの変貌は一体、何だったのだろう。真相は藪の中だ……。

 残された三人で顔を見合わせて、誰とはなしに無言で片付けを始める。もう誰も、カレーのことを口にしようとはしなかった。


  ◇◆◇


 日にちが変わるまであと半時。

 良い子は、ベッドに身を預け黒甜郷に夢を遊ばせる時分だ。


「あたし帰るわ」


 そんな中、徒歩で帰ろうとする陽菜は、良い子ではないということだ。とってもつかぬ不良少女ということだ。俺をおいてきぼりに、ひとり先に私服に着替えてしまうところとか悪いヤツだと思う。


「どこに?」


 問うと陽菜は、底の厚い黒いブーツのつま先で床をこつこつと鳴らしながら西の方角を指差した。


「ここから歩いて十分の所にあるわ」


 なんでもマンションを借りているのだという。聞いた限り、さほど遠いというわけではないようだ。だからといって危険なことには変わりないが。陽菜の話しから察するに、今は東京には住んでいないらしい。


「送るよ」

 と一応申し出てはみたが、これは儀礼的なものだ。どうせ、体よく断られるだろうという楽観があった。本音はもう眠くてたまらないし、早くメイクを落としたい。


「ええ、よろしく」


 陽菜は臆面もなく受け入れた。

 陽菜が履いている、ブーツは運動に適した類の靴ではないが、陽菜ほどの身体能力をもってすれば、数多の災いからでも脱兎のごとく逃げ果せるだろう。

 かたや俺は、小学生の流星にも競り負けるほどに脆弱な身体の持ち主。俺がいると却って足手まといになるだけなのが目に見えている。


「それに、話もあるしね」


 陽菜のその言葉が、俺が陽菜を家まで送っていく理由になった。

 玄関扉を開けようとすると、まだまだ冷たい風がやんわりと扉を押し返してくる。夜中に子どもが徘徊しちゃダメ、との叱責のようだ。

 深夜とはいえ、明かりのついた家がぽつぽつ散見された。皆、不良である。

 いや、メイド服を着て夜道を闊歩する俺も大概か。スカートより下、露わになった太もも辺りがひんやりとして違和感が否めない。ハーフパンツではあまり体感できない部分のひんやり感だ。

 もしもの時のため、俺は運動靴を履いてきた。見栄えは悪いがそもそもこのメイド服姿が見栄え最悪だ。

 月明かりが、ゆく道を照らしている。月の前の灯とはよく言ったもので、街灯はその微々たる光を遊ばせるのみ。


「……那月はまだ、バンドやってるの?」


 出し抜けの質問だった。

 話がある、とは言っていたが、まさかこれが本題?

 だとしたらいくらなんでも早すぎるだろう、こんな核心的な質問。もっと周りの景色の美しさを言葉に喩えてみるとかエスプリの利いたジョークを交えるとか、色々あるでしょうに。

 しかし、これに似た質問を前にも一度受けている。それもほんの数時間前のことだ。であるならば、あらかじめ用意しておいた答えを、こうして言葉にしていくだけだった。


「やってないよ。それに今後、やるつもりもない」

「嘘ね」


 即座に断言されて、俺は驚く。見ると、陽菜は俺の足というか膝あたりを注視していた。

 どきりとする。そこは拓篤に蹴られて出来た痣があったところだ。水木先生に手当てしてもらったはずだが、それでもバレてしまったのだろうか?

 来るやもしれない看破の声が怖くて、思わず歩みを止めてしまいそうになる。

 すると陽菜ははばからずに言った。


「その痣、どうせスティックで叩いた痕でしょ?」

「ほぇ?」


 な、なるほど。

 この傷を、スティックの痣と勘違いしているわけか。

 拍子抜けするような指摘に俺はたたらを踏んでしまった。少しよろけて、どうにか体勢を立て直す。


「こ、これは……」


 とは言えこの解釈にも、どうにも宜なえない要素が孕んでいた。

 拓篤に蹴られた痣だ、とは気づかれたくない。だがスティックの痕とも思われたくない。どちらも認めたくない。

 なぜならどちらも、〝俺は一人ぼっちだという事実を認めること〟になるからだ。

 一人でいることには何の不安も持たないが、一人と思われるのには不満を持たざるをえない。そんな捻くれた感情に起因している。


「わかりやすいわね」


 陽菜は微笑み混じりに言う。彼女は俺の逡巡を、肯定と捉えたようだった。拓篤に蹴られた際の孤独の勲章ではなく、独りで膝ドラムをするときの痣という解釈だ。


「バンドなんて……」


 悪足掻わるあがきめかして呟く俺。

 だが、本音を言うと、少し期待していたことは事実だ。

 さっき、陽菜が「MONoSTARS」を脱退したことを知って真っ先に考えたことは、また一緒にバンドができるかもしれない、というものだったのだから。

 でもそれを認めてしまったら、俺の「今まで」は、ことごとく意味を、意義を失ってしまう。

 太陽がなくとも、俺は一人で生きていく。そう誓った。そのために他も排した。

 なのにその決意のもとに作られた今の俺が、刹那のうちに消えてしまうような気がした。

 それはとても怖いことだ。自分という存在を否定することに他ならないからだ。

 俺は自分のことが大嫌いだが、そんな自分を変えようとは思わない。つまりそれは、無意識に自分を好いているとも言える。

 ふと遠く夜空へと目をやる。夜はまだ深く、朝はまだまだ遠い。

 やがて夜が明けるとき、俺はみずからその帳を払うことができるのだろうか。それとも、明けぬ夜を演じ続けるのだろうか。

 不意に暗い夜道に、明るい声が響いた。


「着いたわ」


 陽菜のその声に俺は歩みを止める。眼前には、雲を突くばかりの高層マンションがそびえ立っていた。こんな所にマンションが建っていたなんて、知らなかった。


「こ、ここに住んでるの?」


 俺は驚きながら問うと、陽菜は平然と頷く。


「そう、二十三階にね」


 桁違いの数字が出てきた。ちなみに『希望の箱庭』は平屋建てだ。

 おそらくセキュリティは鉄壁のものだろう。アイドルが住まう家として申し分ない物件だ。

 すると、陽菜が鞄からあるものを取り出すと、俺にそれを差し出してきた。


「これ、持っておきなさい」

「いらない」


 俺は一瞥のもと、問答無用で固辞する。それはさっき、流星との云々の際にちらつかせていた物だった。ピンク色のリップグロスの形状をしたサムシング。

 心底胡乱げな半眼で俺が見ると、陽菜は、手許でくるくると弄びながらその物体の種明かしをする。


「スタンガンなのよこれ」

「……スタンガン?」


 可愛らしい外見をしておいて物騒な名前だなぁ。


「キャップ付きだから、防水なのよ。便利でしょう?」

「スタンガンに利便性もなにもないだろ。使う時が来ないのが一番だよ」


 スタンガンを要する場面なんて、そうそう来てたまるものか。


「それはそうだけど。でも、何かあってからじゃ遅いのよ?」


 まぁ、確かにそうだ。さっきの流星みたいに、突然襲いかかってきたりするやからが現れないとも限らない。


「……わかったよ。ありがとう」


 仕方なく俺はそれを受け取り、メイド服のエプロン部分のポケットに仕舞い込んだ。リップクリームに擬態する意味はよく分からない。


「じゃあ。また」


 別れの挨拶を切り出したのは陽菜だ。

 俺は静かに頷いて、踵を返す。陽菜がマンションの中に入るのを見届けることもない。

 陽菜は確か、東京の、芸能人御用達の高校に通っていたはずだ。アイドルグループを脱退したとは言えその学校を中退まではすまい。

「また」と陽菜は言っていたが、お互い近くに住んでこそいるが、もう会話を交えることもないと思う。家も違う学校も違うとなると、学生における接点は他にほとんど無いからだ。

 こつこつ、という陽菜のブーツが床を鳴らす音が次第に遠ざかっていく。

 それに一抹の淋しさを感じないでもないが、頭を振って考えを振り払って、俺も歩みを進めた。

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