ゲンチョウカヤ+αナユタ&タクミ‐夏、海でいろいろ
「ああっあれ、そういえばイリスよ?」
「イリス来てたのか!」
イリスは天才少女だ。
あれ? さっきも天才キャラ出したな、、電波天才少女だぁ! これでよし。
てか俺とタクミ以外天才じゃん? いやタクミは秀才か? 俺は、、まあ努力家?
「ああこっち側に止めたみたいよ」
リリーが言ったとおり、ぴーぃよおぉんっ!ってな具合で、長い緑髪を翻らせて、ダイナミックに降りてくる姿があった、こちらに小走りで来る。
「やぁーやぁーやぁーやぁーやあぁやあぁやあぁやあぁ~♪」
アレの歌を歌いながら、ずんずん迫ってくる、凄く機嫌よさそう。
「みんなういぃーすぅ! 元気しってるぅ~♪
おおご飯かい! わたしも食べるぅ!」
なるほど、なぜ椅子が一つ余分に余ってるのかと思ったら、イリスのか、なんで言わなかったんだろうなぁ~。
「はむっ、はむはむはむはむはむぅ~!!!!」
「おい、おちつけ、もちつけイリス」
テーブル中央に置いてある、皆で食べる用だろう大皿、そのポテトを一口食べたかと思うと、それを中心に高速で食べまくるイリス。
「はっは、イリスは育ち盛りだ!食べさせてあげようではないかぁ!!うわっあっは!」
イリスの食いっぷりに触発されたか、一緒に食べ始めるリリー。
はあぁ、普段からだが、みんなが集まると輪をかけてやたらノリが良くなるやつらだぜぇホント。
「はは!はっはは! 確かに将来性は素晴らしいな! 俺も負けてられるかぁ! どらぁ!!!」
その後はなぜか皆で奪い合うように食べた。
まだ太陽が頂点を少し過ぎた頃、これからまだ一波乱くらいあるんじゃないかと、俺は期待と共に思わずにはいられなかった。