『緑プレスマンの御神木』
掲載日:2026/08/28
昔、伊予国に何とかいうお寺がありまして、これまた何とかいう偉いお坊さんが、そのお寺を訪れたとき、あたりに木々がないのを残念に思って、大切に持っていた緑プレスマンを境内に刺して、何やら呪文を唱えて去っていきました。
緑プレスマンは、しばらくの間、間違いなく緑プレスマンだったのですが、何年かすると、だんだん大きくなり、十年もしないうちに、立派な杉の木になりました。
この寺に多くの寄進をしている庄屋が、嫌がる和尚さんを黙らせて、この杉の木を切って、自分の屋敷の大黒柱にしてしまいました。庄屋の家は、大層立派になりましたが、すぐに原因不明の火が出て、焼けてしまいました。
村人たちは、杉の切り株に、新しい緑プレスマンを差して育て、御神木のように大切にしたそうです。
教訓:私利私欲はよくない。特に、プレスマンを切ってしまっているわけで、没落して当然である。




