【あとがき】
いずみ「こんにちは。【桜は今日も誰かを殺す】を読んでいただきありがとうございます」
太一「なろうが主催する春季の期間限定企画、『春の推理2022』への参加作品『桜は今日も誰かを殺す』のあとがきを、作者に代わって俺達でお送りします」
いずみ「司会担当の大原いずみと」
太一「居候の山武太一です」
いずみ「トモダチゲームの美笠天智。策略に次ぐ策略で、独壇場だったね。同級生5人組なのに、他の4人が子供にしか見えなかったよ」
太一「実際に、美笠は一人だけ他の4人より1学年上だったけどな」
いずみ「もうね。主人公食っちゃった回」
太一「友達の陰口とか秘密の暴露でゲームを進めて勝敗を決め、そこに賞金や借金が絡んでいく展開なんだから、友人関係を大切にしたい主人公が苦戦するのは必至」
いずみ「面白いよね。四部誠の父親のスキャンダルの暴露に素直に反応するとか。ぜ〜んぶ嘘とフェイクニュースかもしれないのに、頭から信じこんじゃうなんて。オーディエンス、バカばっか。笑っちゃうよ。ネガティブコメの弾幕乙っ! ぷ〜くすくすっ」
太一「おいっ!」
いずみ「だって、まさに今、世界は試されてるんだよ? フェイクかどうか、自分で確かめて判断できてるのか、誰かの嘘に踊らされてないのかって」
太一「君の言うとおりだと思う。しかし、バカとか、笑っちゃうとかは言い過ぎだ」
いずみ「こうやって、正論が今日も誰かを殺すんだね。やれやれだ」