表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Canopus  作者: 水野葵
1/11

序章 おとぎ話

むかしむかしのお話です。


この世界の片隅に一匹の(りゅう)が住んでいました。

それはそれは美しい龍でした。

うろこは黄金(こがね)色に輝き、爪は鋭く、(つの)は真珠のようにつややかでした。

たてがみは豊かで、ひげは長く、目は瑠璃よりも青く澄んでいました。

そして、その首にはみごとな宝珠(たま)が八つ飾ってありました。


あるときのことです。


欲深な人間が十人、首の宝珠を狙い、龍に争いをしかけました。

それはそれは激しい争いでした。

十人と龍は空で、海で、大地(おか)で、八日八晩(よばん)争い続けました。

そして、九日目の朝、龍はその姿を消しました。

十人は手分けして探しましたが、ついに龍を見付けることはできませんでした。


あとには八つの宝珠とひと振りの大剣(つるぎ)だけが残されました ―――――。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
良いですね。
[良い点] これが開幕ポエムかどうかはわかりませんが昔話で始まるの本当に好きなのでタグに便乗して頂けて嬉しかったです。 またお邪魔しますのでこれからも頑張ってくださいませ。
[良い点] 非常に良い作品だと思います。 激しすぎる面白さ並ぶなろうのガツガツした雰囲気を癒すのにぴったりな愛され主人公の物語かと思います。 [気になる点] ハイファンタジーは激戦区なので、ランキング…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ