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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦1試合目 〜美少女とのデート〜
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第5話 〜裏がある女って惹かれるもんがあるんだよな〜

 この展開を誰が予想したのか?


 何故、俺は学校一の美少女の雨さんに連れられ駅まで歩いているのか?


「教室に噂が流れてきまして、同じクラスメイトのパンツを盗んだって……あれは本当のことなんですか?」


「いっえっっ!? 盗んでないですっっっ!?」


「そうですか、それは良かったです」


 雨さんは嬉しそうに微笑み、俺の顔を上半身を少し傾け俺を見てくる。腰まであるブラックブルー色の髪が、風で靡きその髪のサラサラさが目に伺え、それに加え顔の肌はありえないほど綺麗で、なんか本当に見れない。


 ニキビとか無縁だろうなっていう肌と、緑色の目。


 おっぱいも大きいのだが、その大きさも完璧。


 本当に完璧美少女だ。


 しかしながら、雨さんの行為全てが物凄く可愛く、俺の心はバックんバックん鳴ってしまう。


 それになぜあの雨さんが俺と帰りたいと言ったのか……なにも分からないし、心臓に悪すぎる。


「それで、ご相談というよりお願いがあるんですけど」


 俺の心境を察したのか雨さんは俺の顔をじっくりと見た後に、上半身を戻し俺の耳に顔を近づかせゆっくりと喋る。


「今日はデートのお誘いに参りまして」


 まるでASMRを聞いてるが如く、綺麗な声で俺の耳元で囁いてくる雨さんに俺は胸の高まりと、『デート』という道の単語に——


「はへ?」


「ふふふっ。はへ? ですね」


 彼女は笑いながら周りを見渡す。そこには男性、女性が俺達を見ている。それを再確認した雨さんはまた微笑をしながら喋る。


「私は自分でいうのもなんですが、可愛いようで。この約束は私達だけの内緒ですよ」


「はひっっっっ!?」


 まともに会話ができない俺の特性を利用し、ほぼ無理やり約束をこじつけたような会話だ。


 好きな人がいる俺は断りたいという思いはあるが、同年代との会話を否定するとは人見知りの俺にはハードルが高すぎる。


 その後は会話もそんなになく、ほぼ沈黙。俺はそっと雨さんの姿を見ると何故かさっき見た時よりも美しく、可愛らしい姿が目に写った。



 ◇◇◇◇◇



「では、朱雨くん私はここで降りますね」


「はひっっっ!? 気をっっつけてっっっ!?」


 私、三原雨。今は1番大事な時期だ。私は超絶美少女、モデルのオファー、女優のオファーも絶えない。


 なんなら最近、お年寄りに撮られた写真がネット載りネットが私の話題で持ち切りだった事があったぐらいだ。


 そんな私が何故、世に出ないで淡々と高校生活を送っているのか?


 その理由は単純明快、青春をしたいのだ。


 私は人に気を使いすぎて親友と呼べる友人は1人も居ない。

 全員に等しく優しくしてしまうせいで友達とかそういうのもよく分からないし、私が高嶺の花だから男子はあまり率先して近寄ってこない。


 寄ってくる人といったら、自分に自信満々で自己中男だけ。


 たまに純粋な男子も付き合ってくださいと言ってくるが、私だって顔の好みはある。


 だから、告白されたら全て断ってしまっているのが今の現状だ。


 しかも、私の顔と八方美人のせいで私は憧れの対象になり、そのせいでタチの悪い女子生徒が私に近づき、自分のカーストを上げようとする女の子がいるが、私はそんな女の子達が嫌いだ。


 それを警戒して私は女友達を作らない。


 そのせいで私は青春を送れていないのだ。


 でも、窮屈の高校生活で私は趣味が一つがある。


 その趣味は私の価値を上げる。皆から私への評価を上げることに熱中している。


 もしも、世に出たら絶対に高校の同級生に的が行くだろうからそれすらも完璧にする……それが私の趣味……いいや今の仕事だけど、現時点では評価は完璧。


「ふ〜、今回も誰もいませんね」


 そんな私にだって弱点はある。それがバレないように日々頑張って生活している。


 その弱点の1つ目は———


「ただいま〜、って誰もいないか」


 私が帰る家は築60年の貧乏アパート。私の家庭は母子家庭で母が働き詰めで私の学費を稼いでくれている。


 そう、私の家は超絶貧乏なのだ。


 そんなんなら、世に出て金を稼がという人はいると思う。それは私だって何度も考えている。





 だけどちょっとでもいい、青春をしたいのだ。





「あー、あいつくっだらねぇな」


 この小さい部屋に男らしい声色で、暴言を吐く誰かがいた。これは誰も知らない私の2つ目の秘密。


 表向きは優等生、裏は……


「なんだよあいつ、はひっっっ!? って、気持ち悪すぎかよ」


 裏の顔はどこぞのヤンキーみたいな口調の荒い女。


 私は表向きで人とのやり取りにストレスを溜め、裏の私でストレスを発散している。


「私は評価を上げるためにあいつとデートしてやるっていうのに、なんだよあの浮かない顔! くっそ気持ち悪!」


 私は怒っている。絶世の美女がデートしてやるっていうのに、あいつは断る目をしていた。それが気持ち悪くて、妙に腹が立った。


「絶対に私のことを好きにしてやる!」

ブックマークとかして頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。

そう例えるならクジラが海を泳ぐように……


まあそんなことはどうでもいい


9時に投稿させていただきますとは何だったのか?


私も分かりません。次は次の日の1時に投稿させていただきます。これは予約するので安心だ。

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