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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦第3試合 〜夏の成績を上げろ!〜
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第40話 〜無意識な性欲程怖いものはない〜

「どうええぇぇぇぇぇ!? 明日、夏さんって人と勉強会するの!?」


「はひっっっ! そうでっっっすっっ!?」


「たは〜、朱雨くんの思考が読み取れない!」


 俺と波さんは俺が雨さんともっと親密になるため、定期的に電話をしている。

 最初はありえないほどビビり散らかしていた俺だけど今はこの通り普通になっているのが最近の1番の成長だ。


「えーーー、だって朱雨くんって……まあこれはやぶさかか」


「やぶっっさっっかっっってっどうい———」


「あ、何でもない、何でもない」


「……?」


 波さんは時々こういった何かを曖昧にしている言い方をする。

 何を言いたいのかは分からないけど、どう考えても俺のことを心配してくれているのが分かるのでまあいいのだが。


「おや、朱雨。波さんと喋っているのかい?」


「そうだっっっよっっっ!?」


「だったら少し携帯を貸してくれないか? 波さんと少し喋りたいことがあってね」


 リビングに誰もいなかったのてリビングで喋っていたが、俺の声が聞こえたのか兄さんが2階から降りてきてリビングに入ってきた。

 そして、言われた携帯を貸してくれ……この間、波さんと兄ちゃんが2人で喋っていたからなにかあるのだろうか?


 まあ、別に携帯を貸して話してくれても全然いいので俺は素直に兄ちゃんに携帯を貸す。


「あ、波さん?」


「お兄さん、こんばんは! お久しぶりです!」


「久しぶりだね。それで急に悪いのだけど、弟は夏さんと仲良くなりたくてね。その子と仲良くなれるように協力してくれないかい?」


 うおっとおおおぉぉぉぉぉぉ!?


 兄ちゃんは何を言っているんだ!?


 夏さんと仲良くして欲しいって!? でた、兄ちゃんの嫌なところ!


「にいっっちゃんっっっっ!?」


「あははは。朱雨が恥ずかしがってるようだけど、お願いするよ」


「…………夏さん……」


 私は馬鹿な頭で考える。お兄さんが何故、三原さんじゃなくて夏さんを……。


 多分だけど、夏さんって朱雨くんがパンツを盗んだって人だよね。


 その人と朱雨くんが仲良くなりたい……待って……パンツを盗むってことは翌々考えたら夏さんのことを好きってこと……かな?


 え、じゃあ三原さんは? ってかパンツを盗んだってまだ確証とかはないけど……それ繋がりで夏さんを好きになったとか?


 ……まさか! 朱雨くんって恋多き人だったの!?


 これは意外だ! だったら私がやることは1つ!


「はい! 任せてください! 私にかかればちょちょいのちょいですよ!」


「それは頼もしいね。じゃあ、よろしく頼むよ」


「はい!」


 この兄はなんてことを仕出かすのだ! 夏さんと仲良くなるのに、波さんを使うなんて……いやありだけど!

 最近、どうやって夏さんと距離を縮めようか考えていたけど!


「朱雨、ありがとは?」


「くっっっっ……ありがと」


「あははは。よく出来ました」



 ◇◇◇◇◇



「…………ふぅ……き、緊張してきた」


 今は朝の9時。勉強会は学校の図書館で10時から始まり適当な時間で終わることにした。

 今回は佐倉さんと、夏さんの女の子2人に勉強を教えるけどそれなりに自信があるから大丈夫だ。


 それはそうなんだけど……俺はいつからこんな陽キャ道を歩み始めたのか?


 不思議だ、不思議でしかならない。


「それにしても静かだな〜」


 俺は1度も学校の図書館で自習などはしないと決めていたから、程遠い場所だと思っていたけど……まさかの好きな人との交流の場所になるとは!

 佐倉さんともお近付きになれるし、これで夏さんへのアプローチもかけられる!


「でも、建物1つ全てを図書室兼図書館にするなんてさすが金持ってるな〜この学校は」


 本が沢山あって、オシャレ会社のデスクワークする所のように多種多様な椅子や、砂が敷き詰められているところ、芝生があるところと色々な勉強スペースの一角と、それに似合わない本がそこら中にある。


 まあ、ここはオシャレすぎるし、一般開放もされているから俺たちが勉強するのは少し奥の一角。

 ここは普通の学校と変わらずの図書館の勉強スペースのような形で、学校の生徒でしか入れないところだ。


「あ、あの綺麗な黒髪の人はさー……佐倉さんだ」


 学校の生徒でしか入れない勉強スペースに行くと、佐倉さんがもう勉強スペースの椅子に座っていた。

 俺は佐倉さんに近づき——


「こんにっっちはっっっ!?」


「あっ朱雨くん。こんにちはじゃなくて、おはようございますですよ」


「はひっっっっ。すみっっまっせんっっ!?」


 佐倉さんはくすすっと笑い……なんかどことなく、雨さんに似ているような……だけど、凄い怖さがある気がする。

 この何とも言えない……掴めそうで、掴めないなんか性格というかなんというか。


「それにしても流石、朱雨くんですよね。1時間前行動なんてさすがです。私もそこを見習って勉強に励みます!」


 軽いガッツポーズをするだけで、大きく揺れる胸に俺は目がいこうとするがそんなことは俺の理性が許さない!

 女の人は胸を見られたら一瞬で分かるそうで、問題行動を起こしまくっている俺がそんなことをしようものなら即逮捕だ!


 佐倉さんはこういうハニートラップがあるので危うい。


「朱雨くんは女性に対しての抵抗がないので、私の前に座っていいですよ」


「はひっっっっ!? ありっがとうっございまっっすっ!?」


 俺にとってはこういう配慮が何よりも嬉しい。雨さんや、波さんに限らず、女の子に近づけない俺が、もしかしたら夏さんと佐倉さんの囲まれて座るという馬鹿みたいな妄想を昨日の夜にして、一人で頭がボンッ! っと爆発したのは俺の中だけで留めておこう。


「朱雨くんって漫画とか読みますか?」


 俺が席に座り、少し無言が続いたからだろうか、佐倉さんは突然話題を振ってきた。


「ぼくはっっっひととおっっりっの漫画っは読みますっよ!?」


「一通り……では、BL本も読んだりはします?」


 BL本……そういえば佐倉さんはBL本が好きで有名だったな。漫画を知識として一通り毎日1時間は読んでいる俺もBL本も最近読むようになった。

 最初は抵抗はあったけど、ジェンダーという知識を広めようと手を出したんだけど、これが凄い面白い。


 だけど、毎回毎回ちょっと悲しくなってしまう。この先この人たちが結ばれたら周りはめちゃくちゃ反対するんだろうなとか……まあ、それも含めて面白いものなんだけど。


「読みっっまっっっすっ!?」


「うえ!? 読むんですか!?」


「はひっっっっっ!?」


 俺が読むのが意外すぎたようで、目ん玉の半分が飛び出でるぐらい大きな目で俺を凝視してくる。

 まあ男でBL本を読む人を数少ないし、見るなら男子は百合とかの方がいいからだと思う。


「え、じゃあこの本とか好きですか?」


 ————ドンッッッ!


 机に勢いよく置かれた【夏と冬の極端な恋】というタイトルのBL本が置かれた。


 あーこの本か、最近読んで面白かった思い出がある。それに印象深かったのは主人公の男が俺っぽいんだよな。

 容姿とかではなくて、性格とか声が裏返る仕草とか……それに相手の男性が——


「知ってますっっっよっ!?」


「本当ですか!? 私、この本のキャラで好きな人が2人居て、主人公のアルとヨイスケが激推しなんですよ!」


 アルとヨイスケ


 アルはさっき言った俺みたい人で、ヨイスケは男らしく正しく花火くんのような人。

 そういえば容姿も結構似てたな〜。その2人が激推しなんだ、佐倉さんの好みが知れてきたぞ。


「わかりっっまっっすっっ!?」


「この漫画をまさか朱雨くんが知ってるなんて!? それでそれで私、”アル”がちょーーー好きなんですよ!」


 アルがちょー好きなんだ。なんかさっきまで心の中で思ってたことのせいで少し照れくさくなってきた。


「かわいいっっっけいっっでっすよねっっ!?」


「そうなんですよ! 声も裏返ったり、ちょっと陰の人物というか……もう結婚したい!」


「あはっはっっはっ! そんなっっにっっでっすっかっっ!?」


 結婚してみたいなんて、うわ〜なんかマジで恥ずかしい……いや止めよう、この思考きもち———






「はい! なんか朱雨くんみたいでかっこいいので」






「ふぇ?」


 お、俺にみたいにかっこいい?


 そんなの聞き間違いだよ——


「あ、いやうえ……あっ口が滑っちゃいました。ちょっと朱雨くんへの”好き”が零れちゃって」


「ふへへえへは?」


 す、すすすすすすす好き! うえはやけち!? どういうことだ!?


 佐倉さんはとてつもなく焦っていて、慌てふためいているけど俺が好き!?

 このド陰キャな俺を!?


「あ、ごめんなさい! 今の無しで! 全部なしで!」


 ————シーーーーンッッッッッッッ


「ふあ〜〜」


 あいつより早く来たいと思ったから早く来たけど……あ、あいついるじゃん。

 しかも、さーちゃんも一緒だ。


「でも……なんか空気悪くね?」

ブックマークや評価、感想などを頂いたら犬三郎って奴は喜びます。


例えるなら、うわ〜歯磨きしないで寝たいな……いやダメだよな……あれ、そういえば歯磨きしたんじゃね?

あ、したわって時ぐらい喜びます。


あの嬉しさってマジでいいんですよね。


そんなことを言っていたらブックマーク増えてましたありがとうございます!


まあそんなどうでもよくないことは脳の引き出しにぶち込んどいて


ほぼ毎日投稿をしていたらもうストックが無くなりました。

明日から毎日投稿は出来なさそうです。

びっくりですよね、4個のストックをこうも直ぐに終わらすなんて。私も目がとび出ました。

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