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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳性2試合目 〜失恋をさせろ!〜
36/42

第36話 〜崩れた音ってある時ない?〜

 





 完璧だ! 完璧だ! 完璧だ!







 波は花火に告白を断られた。屋上の会話を少し扉を開けて聞いていたから知っている。

 そのあと波は屋上で15分は泣いているだろう、俺はその間に自分の家に帰る。


 波は自分の恋が終わって早く1人になりたいはずだ。


 帰ってきた後ずくに部屋に篭るだろうが、そこで俺は波の家のインターホンを押し波の部屋に入る。


 そこで泣き崩れる波に俺じゃダメか?


 と声をかけ恋に発展させる。


 完璧な作戦だ。


「ぶひいいぃぃぃぃぃぃぃ! こうふちてきたああああぁぁぁぁぁよおおぉぉぉぉぉぉぉ!」



 ◇◇◇◇◇



 俺は自分の部屋から波の部屋の電気が付いたか付いていないか確認出来る、波を待ち続け3時間以上、やっと波が帰ってきた。


 俺は間髪入れずに外に出て波の家のインターホンを鳴らす。



 ————ピンポーンッッ



『はーーーーい』


 そこで俺は少し疑問を抱く。波の声が明るいのだ。


 落ち込む時は落ち込んで、明るい時はとことん明るい波の声が明るいのだ。

 おかしい……帰りも遅かったが……ま、まあ気の所為だろう。


「あー俺だ。芝木だ、大丈夫だったか?」


 っと俺が喋った途端に目の前の扉が開く、波の顔はものすごく明るかった。

 待ってくれ……ちょっと待て……どういうことだ? おい、波? お前の泣く顔は? お前の嘘めいた笑顔は?


 なんでお前は……そんな笑顔を出来てるんだよ?


「芝木ー、もう私は大丈夫だよ!」


「え? 大丈夫って振られたんじゃなかったのか?」


「うん! 振られたよ、だけどそれよりもっといい事があったんだ」


 いいことがあった……だと!


 おかしい……頭が……頭が崩れてく。俺の算段が、俺の作戦が……波と俺は付き合えるんじゃないのか?

 波のパンツを見れるんじゃないのか……頭が頭が痛い痛い、壊れる壊れる!?


「いいことってなんだよ?」


「う〜ん、ないしょ!」


「な、ないしょ? ど、どどどどいう———」


「もーー内緒だって! じゃあ、私は今から電話してくるからバイバイ」


「えっ……ちょ……ま———」


 ————ガチャッッッ


「…………あ?」


 崩れた


 俺の中で崩れた音が聞こえた


「なみ……なみなみ……なみ……? どうしたんだ……おい、おい! おいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」


 俺は急いで自分の部屋へ入り、頭を落ち着かせる。


 落ち着かせなければ頭が壊れそうだ……えちゅびやあ


「もう壊れてぇるうぅぅぅぅぅけじょねええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


 なみちゃん 波 波太郎 波ジュニア 波子 波様


 俺の波人形たちが俺を笑ってきてるきがする……


 お前はもう親友だ、お前とは付き合う未来はない。


「やめてええぇぇぇぇぇくれよおおぉぉぉぉぉぉ!? そん目で僕ちんをみちゃいでええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」


 心臓が苦しい、心臓が痛い。


 どこで崩れた? どこで俺は俺じゃなくなった?


 どこで……波が失恋から立ち直った?


 ありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえないありえない!


 パンツはどこだ? 俺の波はどこだ? 俺のディープキスはどこだ? 俺の……性行為はどこだ?


「なみ……ちゃん? どうちたの!? どこにいったの!? なみちゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんんんんんんんんんんん!」


 ああダメだ。

 終わった……終わった……終わった。


 波がどうやって立ち直ったかは分からない……分かるとするならばどこかのどいつかに立ち直された。


 …………そいつを見つけ出して……復讐してやる。


 そいつの恋模様はぐちゃぐちゃにして、ぶっ壊してやる。


 そいつの好きな奴を全員、俺の事を好きさせてやる……


 待ってろよ、おめぇを


「ぶちこわちてやるううううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」






 恋愛頭脳戦 第2試合目










 ——————————芝木の負け——————————







ブックマークとか評価とか感想をして頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。


例えるなら、口内炎いてーよ。薬塗ったら治るかな……ヌリヌリ———


翌日 治ったあああああぁぁぁぁぁぁ


って時ぐらい喜びます。


まあそんなことはどうでもいい。


またまた圧倒的な問題作が出来ましたね。驚きました。そして、ここで小説の貯蓄はなくなり全く新しい3試合目を書かないといけない。

3試合目で4万文字ぐらい書きたいなとか思ってるんですけど、プロットすらも完成してない。

ってことでまたいつかに投稿します!

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