第24話 〜間に合いそうだ〜
「うーーーーん!」
俺はベットから起き上がり、腕を上げ、体を伸ばす。部屋の壁に付けている時計を見てみると、そこには9時17分とあった。
一応、携帯のアラームを9時半にセットしといたが大丈夫だったようだ。
雨さんとの待ち合わせは11時。電車を乗るのが10時半、そして駅に着くのが10時47分。待ち合わせ場所には10分前には着くだろう。
◇◇◇◇◇
「駅前に着いたけど、雨さんはまだ居ないか」
駅前の羊と馬の銅像の前に着いた俺は周囲を見たが雨さんは居なかった。
少しソワソワしている俺だが、勿論美少女とのデートは緊張するけど、デートとかと言っているが雨さんは俺のことを好きではないし、おふざけで言ってるだけだろう。
ただの友達と遊ぶ感じだ。
だが、俺だって男だ。ちゃんとワックスもつけてきたし私服もかっこいい物にしてきた。
……うん、大丈夫だよな? こんな俺がオシャレしてきても大丈夫だよな?
「まだ、来ないのかな?」
周りをキョロキョロとみて雨さんが来るのを待っているが雨さんは見当たらない。
俺は携帯の時計を見ようと携帯を起動させようとする。
「あれ? 充電がない。昨日、充電し忘れたか」
携帯の画面は真っ黒で、充電をしろというマークが出ている。
俺は携帯のタイマー機能とメールぐらいしか使わないので気づかなかった。
そういえば、9時半になってもタイマーはならなかったな。仕方がなく、近場の時計を見ると
今は11時10分。まぁ、少し電車が遅れているのだろう。それよりこの待ち時間がめちゃくちゃ緊張するってのはやっぱり陰キャなんだろうな〜。
◇◇◇◇◇
「何を着てけばいいんだ!?」
私は今、物凄く悩んでいる。カジュアルな服装を着ていくか、それとも女の子らしいスカートで行くか……。
私はカジュアルな服装をを鏡の前で体に被せ見る。
「いややっぱりスカートだ! 絶対にスカート!」
今度はスカートを鏡の前で体に被せ見る。
「いや、カジュアルでもいい……てかただの陰キャとのデートなんだし服なんてどうでもいいんだよ!」
私はスカートに決め、服を着替える。
よしっ! 可愛いな、可愛いよ! 自信を持っていこう私!
「よし! これで行くぞ!」
今は10時5分。10時37分頃には着きそうだ。
ブックマークとかを頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。
例えるなら、あ〜好きな女の子からLINEこねぇ〜かな〜……ちっ、男からかよ。
今来たと思ったじゃねええぇぇぇぇかあああぁぁぁぁ!?
って時ぐらい喜びます。LINEってタイミング良く、送られるの本当にありますよね
まあそんなことはどうでもいい
昨日と今日、連続で2件ブックマークが増えた! ありがとうございます!
今回の話はなんか歯車が噛み合わなくなってきたなっていう回です。次回は夏さんと冬が出てきます。