第23話 〜笑ってねぇし!〜
昨日、木曜日。
私は朱雨くんと連絡先の交換をした。私はいつ切り出そうか迷っていたけど、あのクソ野郎が連絡先交換しようぜと言い出したおかげで! 連絡先の交換をしたけど……勿論、花火くんも私と連絡先は交換した。
「まあ、そんなことはどうでもいいや」
今は朱雨くんのことだ、明日のデートの日が肝心なのだ。朱雨くんとメールのやりとりをしていくうちに、自然に聞いたが、私とのデートのことは花火くんには言ってないそうだ。
『昨日、言った通り明日の午前11時に羊と馬の像の前で集合でいいですか? ( °꒳° )』
『大丈夫です!』
昨日の夜、朱雨くんとメールで予定を組みたて、今日はその最終確認だ。
そうえば朱雨くんと初めてメールのやりとりをする時に朱雨くんはどうやってメールをするんだろうとドキドキしたが、普通の文章だった。
少しがっかりした感じがあったが、なんか初めて見る朱雨くんに少しドキドキした。
「雨がスマホ見て笑ってる! 気持ちわる〜」
「———!? なにいってるんだよ、笑ってねぇし!」
お母さんが料理を机に運んで来て、床に座り私の顔を見て笑ってきた。
だけど、その顔はどことなく嬉しそうな顔だから尚更腹が立つし、恥ずかしい。
「いや笑ってたよ〜。雨にもやっと友達が出来たんだね」
「こいつは友達じゃねぇし! ただの私の点数上げの道具だわ!」
「点数上げの道具と内緒にデートしたって点数は上がんないんじゃないの?」
「ッッッッッーーー!? 上がるの!」
「へぇ〜、上がるんだ〜」
くっ!? それじゃあ、私が喜んで朱雨とデートするみたいじゃねぇか!?
そ、そんな訳絶対にないし! なのにこのお母さんの顔がむちゃくちゃ腹が立つ!
「なんだよそのウザったい顔!」
「う〜ん、楽しいそうだなって。お母さんも一緒に行ってもいい?」
「絶対にダメ!」
「そうか〜残念ね。さぁ、早くご飯食べましょ!」
なんか……もう……ムカつく!
◇◇◇◇◇
雨さんとのメールを終え、テレビ番組を見ていると俺が座っているソファに雪が座ってきた。
「朱雨お兄ちゃん。明日、どこで待ち合わせになったんですか?」
「ああ、駅前の羊と馬の像の前だよ」
それを言った雪はあからさまにため息をつく。
「やっぱり行ってしまうのですか。もうこれは止めようはありませんね」
「まぁ、夏さんにバレなきゃいいだろ……ってこの言葉って不倫する夫の言葉じゃん」
「それを理解しているのに行こうとするんですね。ただの大馬鹿者ですね」
「そん辛辣な言い方するなよ。あ、そういえば雪も明日、友達と遊ぶんだろ? 誰と遊ぶんだ?」
「はい。立川夏さんの妹の、立川冬さんのお家で遊びますよ」
「ふ〜ん、そうなんだ……………………は?」
ブックマークとかを頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。
例えるなら、漫画明日発売だけど……今日本屋で売ってないよな……って売ってるやん!?
って時ぐらい喜びます。すげぇ〜嬉しいですよ
まあそんなことはどうでもいい
ブックマークが昨日、2件も増えました。ブックマークしたかたありがとうございます!
今日は確認みたいな? この駅前の待ち合わせ場所ってやつが今回のキーポイントです。
まぁ、もうデート編は書き終わっているのですが、その先の話が思いつかん! いやもう恋愛頭脳戦のテーマは考えついてるんだけど。
まぁ、気合いで書くんですけどね。