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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦1試合目 〜美少女とのデート〜
22/42

第22話 〜怒らせたようですね〜

 私は真宮雪になにも勝てなかった。


 それは勉学、世間体、容姿、才能、全てが劣っているのを小学1年生の時から感じていた。


 そこで私はどこで勝てるか探し続けた。


 そして、私は気づいてしまった。


 まずは私の土俵に入らせなければいけないと。


 だが、雪ちゃんは孤高の狼。触れる前から突き放され、もしも触れたらクラスメイトから嫌われるそういう危険を持っている狼。


 触れたら皆から嫌われる? そんなの関係ない。触れる前から突き放される? だったら触れるそれ相応の理由があればいい。


 嫌われるとかそんなのはどうでもいい、私は雪ちゃんに勝ちたいのだ。なんでもいい、雪ちゃんより優れているところを皆に見せたい。


 そこで舞い込んできたお姉ちゃんから仲良くしろということ。


 雪ちゃんは天才だ。


 きっと雪ちゃんのお兄ちゃんと私のお姉ちゃんが両思いだということは知っているだろう。


 それを利用する。それを利用して、自分の土俵へと入れてやる。


「雪ちゃん、 一緒に帰ろ!」


「いえ、私は1人で帰りますので」


「う〜ん、分かった。じゃあ、私一人で帰るね。雪ちゃんの”お兄ちゃん”にもよろしくね」


「……ちょっと待って下さい。やっぱり一緒に帰りましょ」


 ふっ! 引っかかった!


 お姉ちゃんからは聞いていたが雪ちゃんは結構のブラコンだって。


 友達になったそばから私と帰らないかったと私がお姉ちゃんに報告したら?


 それは雪ちゃんのお兄ちゃんの信用に関わると思ったんでしょ?


 いいや、絶対に思った。


 ふふふふふ! 天才は1人だけだとは思わないことだよ!


 学年テスト小学一年生から2位の立川冬に! 全国小学生テスト全国2位の立川冬に!


 もう2番手とは言わせない、この勝負で私は勝ってやる!

 その勝負……


 それは———


「ねぇ、雪ちゃん。指相撲やろ!」


「ゆ、指相撲?」


「あ! そんな子供っぽいことやりたくないって思ったんでしょ? 意外にやると楽しいからやってみようよ!」


「……分かりました」


 雪ちゃんは渋々、手を出し、私は雪ちゃんの手を握る。


「行くよ? よーいスタート!」


 指相撲、それは反射神経が伴われる勝負。


 その戦いは刹那の時で決まる。


「12345678910!」


「やったー! 勝ったー!」



 ◇◇◇◇◇



「えーーー!? 雪ちゃんタピオカ飲んだことないの!?」


「はい、飲んだことないですね」


「じゃあ今度飲みに行こ!」


 私は完璧だ。いいや完璧じゃないといけない。


 才能の塊である兄達に負けないように努力して勉学で1位を取り続けた。


 そんな私が小学生に2度も負けた。


 心理戦、指相撲……この私が同年代に負けた。


 立川冬。学年テスト2位、全国小学生テスト2位。


 指相撲で勝った時のあの勝ち誇った顔。


 そこで全ての糸が繋がった。


 貴方は私の2番手をずっと気にしていて、どうにかして貴方の土俵に入れたいと思ったんですよね?


 友達に漕ぎ着ける心理戦、多少強引だが相手の方が上手だった。

 指相撲に関しては、自分が不利の中で自分から入っていってしまった。そんなことをしたら負けると悠に想像できた筈なのに……。


 貴方は私を怒らせたようですね。


 こうなったら私の為に貴方をつかいまくってやりましょう。





 私の大好きな兄のために。





「冬さん、突然ですが土日のどっちかにお家にお邪魔してもいいでしょうか?」


「全然、いいよ! 土日もどっちも空いてるから大丈夫だよ」


「それは良かったです。じゃあ、今日か明日、行く日をメールしますので」


「うん、分かった!」


ブックマークとかを頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。


例えるなら、このレポート今日中にまでやんないとな〜。くそ〜終われねぇーよ。そういえば期限ってちゃんと見てなかったな……来週かよ!?


って時ぐらい喜びます。


まあそんなことはどうでもいい


あのー本当にすいません。この2話だけ結構な無理矢理感ありますよね。直そうと思っても直せませんでした。


ですが!、 明日からはやっとデートに入ります。花火は一切登場しません! ほぼ雨と朱雨と雪と冬と夏さん達が主役です。


あ、明日からは1本投稿です。

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