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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦1試合目 〜美少女とのデート〜
20/42

第20話 〜活路はこれしかない!〜

「じゃあ、花火さん今日はありがとうございました」


「ああ、楽しかったよ。朱雨もじゃあな」


「はひっっっっ!? さよっっうならっっっ!」


 電車の扉が閉まり、花火くんを乗せた電車は行ってしまった。そこで、俺はスネに痛みが走る。


「いたっっ!? 何やるんだよ雪」


「朱雨お兄ちゃんは馬鹿なんですか? 折角、完璧な助け舟を出したのに」


  「しょうがないだろ、言えなかったんだから」


 俺は雪の顔を見ると物凄く不機嫌な顔をしていた。

 その後の雪の一言が怖いので俺は咄嗟に話題を変える。


「そういえばなんで、雨さんと花火くんとLINE交換したんだ?」


「なんとなくですが、やっぱり言葉少なき兄の手助けをメールでしようかなと」


「いやお前……どんだけ俺の事好きなんだよ」


「大好きだから、兄の恋を最大限に後押ししようとしてるんです。それなのに……朱雨お兄ちゃんは……」


「ごめんって、あ! それよりお前、夏さんとどんな話をしてたんだよ!?」


「あー、他愛のない話をしましたよ。ですが、可愛いですね夏さんは。あの人も相当不器用なようですし」


「不器用? 夏さんが?」


「はい、朱雨お兄ちゃんと一緒で物凄く不器用です」



 ◇◇◇◇◇



「冬ーーーーー!?」


「え!? なに、お姉ちゃん!?」


 私は家に帰るなりリビングに入り冬に抱きつく。


「よくやった! これだ私の活路はこれしかないの!?」


「なになになに!? 抱きつかいでよ、気持ち悪い!」



 ◇◇◇◇◇



「へぇ〜、それでお姉ちゃんが好きな人が雪ちゃんのお兄さんだから雪ちゃんと仲良くしろってこと?」


「そう! 流石、私の妹! 話の飲み込みが早い!」


 妹は上を向き、悩む仕草をする。


「いや……無理」


「ええなんで!? 雪ちゃんめちゃくちゃいい子でしょ」


「それは年上だけだよ。同年代には本当に会話もしないし、なんか興味がないみたい。孤高の狼みたいな?」


「へぇ〜、全然予想できないんだけど」


 あの雪ちゃんが……世間体めちゃくちゃ良さそうだし、話していて頭良さそうだな〜っとか思ってたんだけど、ちょっと意外だな。


「私も何回も話そうとしてるけど、なんか壁を作ってる感じがして全員離れてくんだよね」


 本格的に無理な雰囲気を出す妹。だけど、私の恋を実らすためにはこれしかないのだ。


「でもお願い冬! 雪ちゃんと仲良くなって、私の話題作りに付き合って!」


「え〜、いいけど……。やっぱり、お姉ちゃんだけ得があるっていうのはな〜」


「魔法少女のステッキでどう?」


「お姉ちゃんのあのとっておきの魔法少女カードがいいな〜」


「くっ……分かった。それで、いい?」


「よしっ決定! 私、頑張るよ!」


ブックマークとかを頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。


例えるなら、あー連日雨降ってて気分ナーバスだな〜、って急に晴れたな!? って時ぐらい喜びます。


まあそんなことはどうでもいい


ストックが……ストックがねぇ! だけど明日1本投稿すると話が中途半端……よし! 明日は二本投稿しよう!(バカ)


とかいうツイートありそうですよね。まぁ、二本投稿はするんですけど。



今回初登場、冬ですね。この子は作中1の素直な子になる予定です。

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