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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦1試合目 〜美少女とのデート〜
14/42

第14話 〜友達との登校は楽しいよ!〜

「雪」


「なんですか、朱雨お兄ちゃん」


 俺と雪が駅で電車を待っている時に、今日の放課後のことを想像し、やはり来てもらわないということにしようと思い俺は隣にいる雪を見る。


「今日、雨さんからのデートのお誘いを絶対に断るから来ないっていう選択肢はないか?」


 答えは分かりきってるけど、一応聞いてみるが……雪は線路を見ながら無表情で——


「断ってもいいですが、夏さんを見てみたい気持ちもありますので行きますよ。校門に着いたらメールするので、それまで待ってて下さいね」


「いや、で———」


「でも? 最愛の妹の我儘も聞いてくれないのですか?」


「…………分かったよ。でも、俺のキョドり具合に絶対に引くなよ」


「大丈夫です、それも含めても私の兄なので」



 ◇◇◇◇◇



 雪との駅での会話を終わらせ、学校の最寄り駅で降りた俺はいつもの如く学校に向かって歩く。


「朱雨おはよ!」


「ひっっっ!? はなっっびっっくんっ!?」


 だが、今日もいつもとは違った。


 俺が改札口を抜け、歩いていると後ろから肩を優しく叩かれ俺の前へと現れる笑顔の花火くん。

 花火くんが何故、わざわざ俺の前に来たのか? もしかして……昨日の雨さん見たく俺の事を誘ってくれるとか……まあ、それは考えすぎか。


「一緒に学校行こうぜ?」


「はひっっっっ!?」


 俺は心の中でガッツポーズ思わずしてしまう、花火くんの爽やか笑顔でそんなことを言われたら嬉しいに決まっている。


 しかも、一緒に学校に行こうという人生で1度も言われたこともなかった言葉を昨日は雨さん、今日は花火くんに言われ、もう心臓がバックんドックんだ。


「昨日は悪かったな。やっぱり三原さんと初対面ってこともあって緊張しちゃって……無言になっちまった」


 二ヒヒっと笑いながら、片手を前に出し合掌みたく謝る花火くん見て、その軽い謝り方が陽キャの謝り方なんだと俺は理解し、頭のノートに書き込む。


「あれ? そうだったんですか花火くん。だったら今日は普通に話せますね」


「ゲッ……ゴホン! 三原さんおはようございます」


 雨さんも突然、俺達の前に現れいつものように笑顔で話しかけてくれた、まさか雨さんも合流するとは!?

 この陽キャの2人に囲まれて、場違い感を覚えているが……凄い嬉しい!


「おはようございます、朱雨くん」


「おっっはようございっっますっっ!?」


「「「………………」」」


 また沈黙になった。


 何故かこの3人が集まると無言になってしまう。俺と花火くんと一緒に居たら花火くんは気軽に話してくれる、それは雨さんも同様だ。


 なのに雨さんと花火くんが一緒になると無言になってしまう。本当は仲が悪いのだろうか?


「さぁっっ行きましょっっっ!?」


「そうだな、行くか朱雨」


「そうですね、行きましょうか朱雨くん」

ブックマークとかを頂いたら犬三郎ってやつは喜びます。


例えるなら、やべぇ喉乾いた……水飲みてぇけどここは麦茶でしょ!? ゴクゴク——


くぅ〜〜って時ぐらい喜びます。



私の作品を最新話を欠かさず見てる人っているかな〜

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