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教室で寝て起きたら好きな人のパンツがありました   作者: 犬三郎
恋愛頭脳戦1試合目 〜美少女とのデート〜
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第1話 〜始まりだ!〜

 この日、この日がきっかけで俺の高校生活は激変した。


 それは1つの出来事から始まった。


「え? あの陰キャの前にあるのって……マジで?」


「マジだよマジ! あれ絶対そうだよ!」


「それって、やばくね? 鳥肌たってきたんだけど」


「控えめに言って……気持ち悪」


 机の硬さと、腕を枕にしていたせいで額と腕にジリジリとした痛みが常に発生し熟睡出来なかったお陰か教室のざわつきに気がつけたのだろう。


 俺は顔を上げ、目を開け、周りを確認すると数人の女の子達が俺の机の少し離れた所に居たが、俺が顔を上げたせいだろうか? 「気持ち悪、気持ち悪!」


 っと言いながら教室の端へと逃げていった。その時に、既に教室の端に居た沢山の女子達がさらにざわつき始める。


「え? マジであいつがやったの?」


「いや、最近あいつ問題行為起こしまくってるし、やるでしょ」


「うわっ、こっち向いた。マジで気色悪いんだけど」


 状況が把握出来ない。俺は気持ちよく寝ていただけなのに、俺がやばいやつだからって理由でそんなこと言わなくていいだろ。


「ねぇ、陰キャ」


「はひっっっっっっっ!?」


 俺の席の近くに1人の女子生徒が近づいて声をかけてきたので俺は咄嗟に返事をする。

 いつもながら声が裏返り、ざっ陰キャ道を貫き通してる俺なのだがそんなことはどうでもいい。

 今は鬼の形相で近づいてきたこの女子生徒はクラスのギャル、夏さんの親友の百合(ゆり)って人が問題だ。


 ピンクのツインテールに、可愛らしいお化粧、まあまあ大きい胸。青色の目。確実にカーストトップクラスの容姿と、態度だ。

 そんな俺と一切関わりあいがない人がどうしてこんな怖い顔で——


「そこの、机にある物って夏のパンツだよね?」


 その女子生徒は指を俺の机の上に指したが……


 何を言ってるんだこの人は……。


 夏さんのパンツが俺の机の上にある、そんなわけはない。


 そんなことがあったら俺の学校生活はおわ———


「ひっっっっっっ!?」


 俺は自分の机の上に目を向けると、水色の可愛いらしい女の子のパンツがあった。

 こ、これが夏さんのパンツ? あ、有り得るわけが無い。

 ってかなんで俺の机の上にそんな物が!?


「それ、夏のパンツなんだけど……え? お前、盗んだの?」


 女子とは思えない超威圧的な声色に俺は恐怖する。その声に汗が体中からジワジワとではじめそして鼓動が高まって頭が真っ白になっていく。


 それは俺の声を更に裏返しさせるには丁度よかった。


「いやっっっぬしゅんでないっっっですっっっっ!?」


「は? この状況で言い逃れ? マジで気持ち悪いんだけど」


「いやっっっほんとうにっっぬすんっでないっっですっ!?」


「いや、証拠、目の前にあんじゃん」


 俺の必死の抵抗が、全て目の前の水色のパンツの影響で俺を窮地に立たされる。


 まさか、好きな人のパンツが目の前にあってそれが俺を窮地落とすとは誰が予想出来る!?


「マジで最低なんだけど」


 あーー学校生活終わりの音が聞こえる。


物凄く久しぶりです。今日含めて20日間連続で投稿させていただきます。よろしくお願いします!


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