始まり
異世界に転生したものの、大変な事しかないわ~……………
けも耳っ娘や悪魔っ娘、ゾンビっ娘などの異種の娘達は世話が大変だからこれならまだ、サラリーマンを続けたかったわ~……
こう見えて私はエルフ族だから妖精が召喚出来るから少しは楽なんですけどねぇ~ー……
あぁ~あ、「男」に戻りたい
01
工藤琥太郎(36歳)は独身サラリーマンだった。未来永劫の独身貴族であり、童貞のままだ。
どうでもいいが「童貞」と言っても、挿入したことのない意気地無しではない。恋人の赤貝に自分の本マグロを挿入しようとしたが子供が出来そうだったのが怖かったからか、マグロからサバの子供並みになったので挿入出来なかったのだ。「意気地無しではない!」と、彼は語る。
年中無休の職場の合コンや宴会には欠かさず参加し、同期から誘われる高校のクラスメイト達の会には最初の一、二回しか行った事しかないのにキャバクラに誘われたら忙しくても行くかなりの遊び人だ。
当然だが家には誰もいないので、夜のお友達(エロ本)が沢山ある。そのためか、本棚からはみ出したお友達が、一つ以上テーブルの上に堂々と箱ティッシュと置いてある。
そんな彼は、仕事に対しては超一流の熱意があった。いわゆる「社畜」だ。そのため若いが、9課ある中の2課の課長にまで上り詰めた。
仕事熱心の彼は語る。
「私は独り身だから過労死しても心配されない。だから社畜になってもいい。」
そんな彼が家では自慢出来ない事をしているが、2課の課長になったのは奇跡か必然かはわからない。しかしこれだけは言える。ド変態の遊び人だと。
今日もキャバクラに行く事になった琥太郎は、誘われた「TUA」へ行くのであった。帰りに交通事故で死亡し、異世界に転生し奴隷商会の女主人になり、けも耳っ娘や悪魔っ娘、ゾンビっ娘などの異種の娘の体を売ることになる事を知らずに。
私ですか?
それは次でわかります。
02
(目覚めよ、琥太郎…)
(目覚めよ、琥太郎…)
(目覚め……)
「ハイハイ、今目覚めますよ!うん?ここどこ!?」
俺は工藤琥太郎だ。自分で言うのもあれだが36歳の独身、社畜だが夜は遊び人だ……だが、そんな事はどうでもいい!!
「なんじゃこりゃーーーーー!!?なんでクソエロいチャイナ服を着てるんだ!?しかも俺のナニが無い!?もしかしてあれか、昨日のキャバクラでお金無くて遂に自分の体を売ったか!?」
まっ、まずは落ち着こう!リラックス、リラックス……
「やっぱ無理ぃーーーー!!!!!」
どっ、どうして知らない部屋の椅子に、エロいチャイナ服で座っていたんだ!?
しかも胸デッカ!!
酔い潰れて寝ている内に、本当に強制性転換手術されたか!?
テンパっているそんな時、ノックされる音が聞こえた。慌てて心臓が出てきそうなビックリしている心を無理やり平常心に変えた。
「どっ、どうぞーーーー♪」
すると、Eカップはあるであろう犬耳の娘が入って来た。
「マスター今まで騒がしかったけど、どうしたの?」
っと聞かれた。
「うん?あれは……そう!少し疲れが貯まっててね!そう、そうに決まってるでしょ!!」
「そ、そうなんだ~……ふ~ん……………」
ジィーーと見詰めて来る彼女の眼力に負けて、聞いてみた。
「ここはどこ?そして君は誰?」
と……………
すると彼女は答えた。
「決まってるでしょマスター。ここは風俗商会総まとめ役のマスターが営む風俗店『迷えるダンジョン』で、ここで働く指名ナンバーワンの私は犬族のククルちゃんで~す♪ひょっとして、マスター薬初めたの?」
薬もなにもしてねぇーーよ!死んだらここにいたの!!
「マスターの心で言ってる事聞こえてるよ……」
ボソッと言っていた事に気付かなかったが、俺は今さっきなんて言った?「死んだらここにいたの!!」って言ったよな?あれ?すると俺は、死んでんの!?まじか!!?けどなんで?身に覚えが無いはず……………
ん~~………
(マス)
(マスター聞こえますか?)
(マスターってば!)
「マスター!!!」
「あっ、はい!」
「『あっ、はい!』じゃないですよ!大人の魅惑がある顔にシワ作って、一人の世界に入らないで下さい!!」
「ごめん、ごめん」
「まぁっ、いいんですけど…しかし、疲れが貯まっているなら寝て下さい!仕事は秘書のコルンに任せて下さい♪」
秘書?コルン?新しいキャラが来る予感と思ったら、俺の座っている椅子の横に黒い靄が出来たからビックリしたが、その靄から黒髪のキャリアウーマンがよく着る服に、眼の鋭いメガネっ娘が出て来た。
「呼びましたかククル?」
「そうだよ♪実はねマスターが疲れてるみたいだから、仕事を代わりにして上げてね♪お願いします♪」
「そんな事ですか?しますとも♪それ以外に用がないなら出てて下さい」
す、凄い!仕事が出来る女っぽいぞ!!内の会社に欲しい人材だ!!
「流石、コルン♪」
っと言い残したククルは部屋から出てっていた。
すると、部屋に残ったコルンはこっちを見ると、
「あなたはすでに前世では死んでますよ?」
っと言ってきた。えっ、えーーーーーーーー!!
「まじですか!?」
っと聞くと、真顔で
「まじです」
っと言われた!!何たることか!あれは夢じゃなかったのかよ!確か、ベロンベロンになるまで飲んで帰ってる最中にトラックに轢かれて死亡したのか俺は!?
「心の中で叫ぶ時は口を閉じましょ♪」
っと言われた…
自分でもわかっているが難しい事だ……
「とにかく、コルン?」
「えぇ~、コルンです」
「コルンはなんで俺が何者なのかは知っているのか?」
「いえ知りませんが、ククルが来る前におっしゃって言た事を考えると前世から来たのかと……」
なるほど~……
「しかし、俺は誰なんだ?」
「ククルが先ほど言っていた通りです♪あなたのこちらの名前は『エリザベス・シク・ヘルス』っとなっています。今、鏡を……」
彼女は俺の座っている椅子の前の書類でいっぱいになっている机の引き出しから鏡を取り出して見せてくれた今の顔を……
「こっ、こっ、これが俺!?」
そこには、エルフ族を思わせる独特の耳にブルーアイのロングの金髪美少女が写っていた……
男なら間違いなく見とれるエルフ族の美少女が今の俺の姿!?
コルンへ聞いてみた。
「本当に、これが俺なのか?」
またもやコルンは真顔で、
「間違いなくそうです」
っと答えた。
その後、コルンに机の上の書類をやらせる事にして、俺は寝た……………
03
俺が寝ている時に、コルンが言った。
「前世では工藤琥太郎って言うんですねぇ、なかなか面白くなりそうです♪」
本当に面白そうに言うから、泣きそうだった……
ちなみにコルンは、俺の使い魔らしい。コルンによると俺は色々出来るらしい。例えば精霊やコルンみたいな使い魔を召喚したり、魔法を使えるみたいだった。
つまり、『チート』的なものが働いているらしい。異世界に転生したらチート能力が使えるキャラが出て来るアニメや漫画ではあるあるだが、いざチート能力が使える事になると心強い!
この世界では魔法使いにはランクがあるみたいで、上から行くと、SS→S→A→B→C→Dの順らしい。そんでもって俺は世界に数人しかいないSS級の魔法使いみたいだ。迷惑な事にギルドからの勧誘書がいくつも来るみたいだ。この後どうなるかを考えると、気が遠くなっていった……