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橋場英男の場合 19


第十四節


「何じゃこのガキは!?若いツバメでもくわえこんだかこのオカマ野郎が!」

 完全に舐めきった態度だ。

「…弟よ。久しぶりに会ったから」

 こともなげに言うお姉さん。

「すぐに分かる嘘ついてんじゃねえ!」

 空気がビリビリと振動するほどの大声だった。

 次の瞬間、緊張が極度に達した。

 ゴリラが懐から黒光りする物体を取り出したのだ。

 オートマチック拳銃だった。

「もおお前に貸した銭なんぞどうでもいい。くたばれや」

 橋場は立ち上がった。

 立ち上がろうとした瞬間、お姉さんが叫んだ。「動くな!」

 橋場の動く気配を察して反射的に出たであろうその声は、それでも尚男性的には聞こえなかった。

 橋場は目にも止まらぬ猛烈な速度で立ち上がって一歩踏み出し、上半身を逸らす様に半回転させ、ゴリラの手の下から後ろ回し蹴りを放った。

 拳銃から弾丸が発射される正に直前にグリップを握る指に橋場の右足がヒットする。

 銃声が響き渡り、弾は天井に向かって逸れた。橋場は確認していないが、天井にめりこんで跳ねかえらなかった模様だ。

 電光石火の早業で、手に一撃くらいつつも体格の利を活かしたゴリラが覆いかぶさってくるところをタッチする橋場。にやりとした。



(続く)



*20を運営さまの指摘により削除します*


ゴリラ男をセーラー服姿の美少女にし、ミリお姉さんに確かめてもらいます。


*21を運営さまの指摘により削除します*


納得したミリお姉さんが、橋場に「女にして欲しい」と頼みます。

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