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ラーメンはつけ麺派です
すいません、割と文が乱雑です
この世界には「契約術」という事象が存在する。
いつ、初めて行われたか定かではない。
誰が、行ったか定かではない。
何故、行われるのか定かではない。
ただ、存在するのだ。
太陽と月が交互に、入れ替わるのと同じように。
人が物を食べないと死んでしまうのと同じように。
火が水をかけられれば消えてしまうのと同じように。
ごくごく、普通に存在するのだ。
常識、と言っても過言ではない。
しかし
「いや、知りませんよ?なんですか、契約って?」
アハトは知らなかった。常識を。
「は?アハト。契約って言ったら契約術のことだけど……知らないの?」
「はい、契約術も契約も、何の事を言っているんですか?」
皆が呆然とした。ナナシもクロとのじゃれあいを止めてしまう程にだ。ただ、アハトだけが何故そんなに驚くのか、そう言いたげな顔をしていた。本当に分かっていないようで、思わず三人は怪訝な表情を浮かべてしまった。
そんなことは、あり得ないのだ。何故なら、契約術は普段の生活に必ず存在するのだから。それこそ日常レベルでだ。
「いや、冗談きついって。ありえないでしょ……ゴホン、ゴホン。失礼。アハトくーん?それはぁ、異常ですよぉ?いったいぃー?どんな所でぇ?住んでたんですかぁ?」
ナナシの言うとおり、そんな非常識な人を育てる為には、異常な空間、契約術を一切使っていないという環境下で育てなければいけない。それは、太陽を沈めるといった、誇大妄想、狂気の沙汰となんら違いがないともいえるが。
「…………」
その問いに対して、アハトは何も言わなかった。語りたく無いのだろう。
本日何度目かの沈黙が訪れた。
「んー、そろそろ眠るー。眠いー」
「私もシロと一緒の意見です」
先ほどから興味なさげにしていたクロとシロが、もう眠たげな目をしながらそう言った。
「んじゃあ、あたいと一緒に部屋に戻りましょ」
「……そう、だな。今日はもう眠るとするか」
「明日からぁ、移動ぅ。ですもんねぇ」
「えっと、僕は何処で眠ればいいでしょうか?」
そしてそこからはなし崩し的に、今日はお開きになることになった。
寝る部屋を与えられたアハトはベットに入ると、様々なことを考えていたようで、気難しい顔をしていたが、最後に
「待ってて、皆」
とだけいうと、疲労した体を休める為に意識を手放した。
「まさか……な」
夜は更けてゆく。
駄文失礼しました




