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フェイク・フェイス(簡易版)

大きなシリーズがあれば前後の話があっても良いでしょう? 今回もまた後話です。長編版では本編内で少し触れられた『深紅騒乱』について深く掘り下げています。

 学校に行く道すがら、街の中に探偵事務所の看板を見て俺は意味もなく感慨に浸っていた。

 探偵という職業は、テレビとかで見るような大きな事件を扱ってばっかりに見えなくもないが、実際は細かな事件の連続の中に大きな一つがあった、というだけの話なのだという事を思い知ったのは、俺が一つの事件――『深紅騒乱(ブラッディライオット)』を解決させてから一ヶ月も後の話だった。

 ま、あの事件が解決したかどうかってのは俺もよく分からないけど、あの学校に通うほぼ全員にとっての日常が戻ってきたことを解決というならば、きっとそうなんだろう。

 しかしそんな事を言いながら、相も変わらず俺――蘭堂仟(らんどう せん)の日常は白鳥の如く、見えない箇所でずっともがき続けるソレなのであった。

 先週末に姉貴から『もうちょっと見た目に気を遣いなさい』という文言と共にプレゼントされた、何となく高そうに見える腕時計に、俺は初めて目をやる。

 現在、八時二一分。始業まであと数分。――だが、遅刻の可能性は、皆無。

「あ、蘭堂君! あれ、何だと思う?」

 クラスメイトに声をかけられるまでもなかった。校門に生徒が群がってるのは当然中にそれを妨げる存在が居るわけで、そっちに目をやる。するとそこには警邏車――もといパトカーが二台も三台も、赤灯を回しながら校内に停まっていた。やがて野次馬のような生徒達が次々に捌けると、そこから救急車が一台、サイレンを鳴らしながら病院の方へと消えていく。

 流れで、誰かの噂話が聞こえてくる。

「――自殺だって。これで今年は四人目だよ」

 手首を切ったのか首を吊ったのかそれともその他の手段をとったのかは俺には分からないが、恐らく壮絶な現場であったに違いない。――ちなみに、本当は他殺の被害者はその倍以上居るはずなのだが、一般生徒は知らなくてもいい事だからここでは言わない事にしよう。

 教師が何事かを叫びながらさっさと教室に入るように促すが、その背後にある拭き取りきれなかった血溜まりは朝から少々ショッキングな光景だったかも分からない。

 狭い昇降口にさっきまで野次馬だった数百人以上の生徒が殺到し、さながら真夏のプールに対する『芋を洗うよう』という言葉が言い得て妙なぐらいの混雑状態だった。

 この通り、青柳院(せいりゅういん)学園は一学年だけでも1000人近くを抱える超マンモス校だが、その実態は超個性的生徒を一手に引き受ける、良い意味でも悪い意味でも『掃きだめ』である。

 実際の所はまだ具材を入れたばかりの坩堝状態(サラダボール)で、ゴミ箱か宝箱かどっちに転ぶかは、今のところ不明。ただ一つ言えるのは、仇討ちに精を出す愚兄が偶然にも俺や姉貴だけじゃなくこの学園すらも巻き込んだ一連の騒動こそがあの『深紅騒乱(くだらないこと)』であったワケだが、それが俺達によって止められなければこの学校の生徒の半分以上が犠牲になっていたかも分からないという事だ。

 だが、俺のその超弩級の頑張りを賞賛してくれる奴は一人も居ないし、恐らくこれからも現れることはないだろう。俺からすればただの兄弟喧嘩でしかないので他人に知られても恥ずかしい上に、自己顕示欲など自分にとっては毒でしかないので、丁度良い処遇だと思っている。

 教室に着くまでに一汗掻く事になるなんて思わなかった。教室で涼しい顔をしている奴に、今朝の血溜まりを見せてやろうかとさえ思ったが、俺はそんな悪ガキキャラではなかったので、やめた。

「……おはよ」

 下らない回想をしている間に、ようやく本来の話し相手が教室にやって来る。

 その戸隠佳音について見た目を述べるならば、茶色い髪に、眼鏡の奥から覗く気だるそうな視線――で、十分だと思う。散々すぎて見飽きた、という言葉が先に立つのは俺の経験上仕方のない事なのだが。

「おっす」

 制服のリボンが若干傾いているのに目線をやりながら、俺はいつも通りのテンションで挨拶をしてしまう。こいつが俺の建前(こういうこと)を嫌っているのは百も承知なのに、まいったな。

 そう思っていると、彼女の表情はさっきよりも固く、さながら下賤な輩を見下す一国の高飛車な王女様みたいな目つきで俺を見下していた。

 彼女はしばらくそのままで居ると、何も言わずに持っていた紙束を俺に投げつけるように置き、自分の席へと戻っていった。

 何も言ってくれなかったのはありがたかったが、無言の威圧はそれはそれで恐ろしいものがある。

 話題を朝の事件に戻そう。

 彼女が今朝渡してくれたのは、被害者関連の資料だった。大概の情報が記されているので助かる。俺はその情報を片手に、久々に屋上に出た。

 最近立て直されたらしき転落防止有刺鉄線を眺めながら、被害者の写真に目を通す。

 ――やっぱり、コイツは俺も知っている奴だった。一時期バスケットボール部に所属していたときに見たことがあったのだ。

 被害者は他殺のセンはなく、明らかに自殺。つまりは、追い込む要因が余所にあったという事だろう。簡単に被害者の動向を言えば、彼は元エース級の男。だが今年の初め頃から明らかな体力の衰えが見え、顕著になった折には次第に部活動に参加しなくなり、最後には自殺。

「ふーん」

 特に思うことがなかったので、俺は素直にそう言った。有刺鉄線の真下では、今朝の血溜まりが雑に拭き取られてあった。

 運動部関連の自殺者は過去何人も居るが、最も多いのがこの籠球部だ――というスコアも、それには添付されていた。

 ともすれば、犯人は現在もこの学校に関わってて、尚且つ運動部関連の人物。

 俺は戸隠佳音にメールをしてから、ある人に電話をかける。

「もしもし、シグナか? ――――うん。一つ、頼みたいことが出来てさ」





 犯人の目星が付いたら、あとは竿から糸を垂らすだけである。この間、たった二日であった。俺からすれば最短記録だが、さて他の野郎は何て言うだろうか。

 実際には相手にそれとなく近づいてアポを取り、迎撃の後尋問。反省の印がないなら、殺す(キル)

 雨になって欲しいと願うこともあまりないと思ったので、俺はその日だけは大雨になるようにと願って、家の窓際にちり紙製のてるてる坊主を六個逆さづりにした。

 結果は、後一歩で災害になりかねないぐらいの土砂降りだった。普段は社会人だけでなく老若男女が行き交うはずの商店街は暗闇と静寂に包まれ、点々と設置されている外灯の火も朧気である。

 その、大きな通りに繋がる部分――商店街の端で、小さな光が明滅した。どうやらそれは車らしく、そこから傘を差した人影がゆっくりと現れ、こちらへと近づいてくる。

 やがて、その人影が俺に気付くと、向こうは手を上げて合図をした。

「よぉ。久しぶりじゃん、蘭堂」

 そこに居たのは、俺の二年先輩にあたる梶栖樟也(かじす くすなり)という奴だった。一九〇センチはあろう身の丈に、がっしりとした体格は元バスケ部の準エースというだけあった。スポーツ刈りだった髪は昔より伸びていたが、その威圧的な視線、オーラは相変わらずであった。

 時計に目をやると、午前二時十一分。天気は極悪非道極まりなく、世界は否応なく動き続けている。

「遅いですよ、先輩。待ちくたびれちゃいました」

 思わず、調子の良いセリフが口を突いて出てくる。

 お前の事を先輩呼ばわりする事すら、愚劣の極みであるというのに。

「そうかそうか。で、何の用だっけ?」

 梶栖はバカなのかそれとも敢えてはぐらかしているのか、笑みを崩さなかった。

 こういう猿的思考の輩は、首根っこを引っ掴んで日本海に叩き込んでやりたくなる。

「十二件。卒業してからも四件、未遂が二件」

 梶栖樟也は現在、市内の大学に通う学生である。勿論勉強なんて出来るはずもなく、推薦で押し込んだものだから実際の学力は追いつかず留年ギリギリ……というのは佳音の弁であった。そうであるにも関わらず、OBと称して何度もこの学校に来てはバスケ部に指導をしていた。確かに実力は伴うがその分嫌みったらしく、自分と同レベルかそれ以上でなければ教える価値がないとすら愚痴っていたらしい。

「いい加減、学生気取りで学校に来るのはやめて頂けませんか?」

 オブラートに包まなければ、こうも言える。

「あなたのせいで、死人が出るんですよ」

 俺がニコニコしながらそういうもんだから、段々と梶栖の笑みがいびつになる。

「……あぁ? 何だそりゃ、一体何の話だ?」

「知らないとは言わせませんよ」

 すっとぼける梶栖の背後から、女の透き通った声。

 茶髪に低身長で目が死んでる、どっかで見たことがあるようなその女の名前は……便宜上、『ティオ』とでもしておこうか。その実は二面性殺人人形(キラードール・フェイク)でありながらにして級友並びに至高の盟友(ヴェノアティラムド)でもある。

 ティオは梶栖に告げる。

「あなたの卒業年時点でも、青柳院学園に通う超能力者(スペシャリスト)は2000人。現在は3000人を超えていますが――その中に、あなたの名前が無いはずもないでしょう? あなたの学園内評価は『Z- 即効性のない危険もしくは第三者が注意を払う必要性有』に分類されてる事ですし、使える能力は所謂『呪い』の類でしょうか?」

 ティオはそうまくし立てると、持っていた本を鞄にしまう。

 しかし以外にも梶栖は表情を戻していた。

「そうかそうか、超能力者としての話か。いきなり何の話かと思ったぜ、ビックリさせるなよ」

 余裕の笑みであった。どうやら、最初から分かって話していたみたいだ。

 やっぱりこいつは、言いようのない程にゲスだ。

「それで、自分より過度に才能があったり、気に入らなかったりした部員は体調を崩させて退部に追い込んでたんだろう?」

「そりゃお前等の偏見だろ? 証拠はどこにある? 確かに俺の能力はウイルス不要の遅効性で神経系に作用する麻痺毒のようなもんだが、他のもっと恐ろしい能力者が外部から憂さ晴らしに呪いをかけたかも分からないんだぜ」

「強いて言えば――俺が証人になる事もあり得ますよ」

 俺だって元籠球部――と言っても一ヶ月程度で辞めちまった意志の弱い輩だがな。

「あなたは俺の事をご存じないでしょうけど、俺は知ってますよ。時々顔を出していたりしましたからね。その時俺が、あなたの言った呪いの類を感じ取れないとでも思いましたか?」

「梶栖樟也。反省するかここで死ぬか、二択よ。既にあなたのせいで死者が出た事に変わりはない、ここで退く選択肢は無いと諦める事ね」

 彼女がそう言った瞬間、風船が破裂したような乾いた音が、街の中に木霊した。

「っ――」

 ティオは左肩を抑え、前のめりに倒れ込む。その抑えたところから、血が溢れ出ているのを俺は見逃さない。

「梶栖、てめぇ!」

「おっと、動くんじゃねぇぞ、探偵気取り(フェイク)? いつどこからお前に狙いを定めてるか分からないんだぜ?」

「蘭堂、私の事はいいから、早くこいつを――」

 そう言う彼女の背中に、梶栖の右足が乗る。

「お前以外にも居たよ、そうやって俺に迫ってくる奴がな。だけどそういう奴らは全員こうして粛清してやった。こいつにもそいつらと同じように、普段の恨み三千倍はある呪いを直接ぶちまけてやるぜ」

「何故だ、梶栖! 他者がそんなに憎いか!」

「憎いね、憎いな、憎いとも! 俺に付いてこられない人間は全て俺の足を引っ張る存在と同等だと思ってる。お前だってそうだろう、蘭堂仟?」

「――ッ」

「図星かぁ? いや、分からないと思ったか? 俺とお前は同類だ、その目を見ていれば分かる」

 違いますよとは、言えなかった。

「お前の言ってる事は全て虚構で、嘘でしかない。お前が得た全てが虚構ならば、ここに居るこいつもまた、お前の虚構に引き寄せられた偽物なんだよ!」

 ぶわっ、と生ぬるい風が吹いた気がした。その瞬間に俺は懐に手を入れ、拳銃を取り出して梶栖目がけてぶっ放した。

「この野郎、いい気になりやがって! おいお前等、はやくコイツを始末――」

 梶栖はそう言って、後方に留めておいた車の方を振り返った。

 そしてそのまま、凍り付いた。

「――なまじ銃を握ったことのない奴がが暗殺者相手(マジモン)に勝てるわけねぇだろ。場を弁えろ、場を」

 そこに居たのは彼の知っている取り巻きでも何でもなく。

 向こうに広がる漆黒の闇と全く同じ色のコートに身を包んだ、梶栖とほぼ同身長の男だった。

 彼こそ深紅疾風(ブラッディエンド)にして、終わりの黒(ブラック・ディエンド)でもある男、シグナ・アメリオであった。彼は踏み潰されているティオを見て、笑った。

「よぉ、ティオ。相変わらずヨゴレの役が似合ってるな、阿婆擦れっぽくていいぞ」

 下で俯くティオは何も言わなかったが、恐らくかなりキレているに違いない。

「と言うわけで、形勢逆転とかいうやつか?」

 シグナはアサルトライフルを構えている。銃二つ相手に敵わないと悟ったか、梶栖は後ずさりを始める。

「く、くそ……!」

 その瞬間、路地の向こうから誰かの声が聞こえてきた。

「梶栖さん! 乗って下さい!」

 梶栖は踵を返して走り出すと、停まっていた黒色のボルボに乗り込んだ。

「よくやった! あとで報酬倍増しにしてやる!」

 消えていく車を見ながら、シグナは嘆息しながら言う。

「追うか?」

「当たり前だろ!」

「あの阿婆擦れはどうする? 捨てるか」

 すると、商店街の方からティオの叫びが聞こえてきた。

「ふざけんな、私ならあと五時間は働けるぞ」

 ティオはあの一瞬で来ていた服の袖を林檎の皮みたいに破いて簡素な包帯を作り、傷口に結んでいたのだった。

「あのクソ男、調子に乗りやがって。殺す殺す絶対殺す」

 シグナ愛用のシトロエンに乗りながら、ティオは後部座席でそんな事をしきりにブツブツと呟いていた。

「ただの油断だよなぁ。あそこでスナイパーを背後に配置するのは定石だろうに」

「何だとコラ! その碧い目ン玉に鉛弾ぶち込むぞ!」

 シグナはそれには応えず、黙ってサンルーフを開けた。

「俺で発散するな。アイツらで発散しろ」

 先ほどの梶栖の車が見えてきた。ティオはそこで拳銃を構えず、ナイフを構えた。

 ――まるで銃のように刃物を撃ち、敵を銃のように蜂の巣にする、刃物の王がそこに居た。

 その真骨頂はその能力を強める裂気・一撃必殺(アジャストスナイプ)と、逃げの一手になり得る死中・恐慌突破(フィアーズゲート)の二つである。

「撃ち殺してやる!」

 そう言いながらコンバットナイフをタイヤ目がけてぶん投げる光景は若干シュールだが、それが確実にタイヤのゴムを射貫いてパンクさせる頃には、そんな事を言っていられなくなるのである。

「相手、撃ち返してきませんね」

 やがて、相手の車がゆっくりと停まるのを見越して、それを追い越すようにこっちの車も停まる。

「そりゃ、本物の軍人や部隊が乗ってればそうなるだろうが、ただの武器持った学徒じゃあな」

「そうですね」

 俺は撃鉄を起こし、ティオと共に全員に投降を促す。





 連行される梶栖が、最後にこんな捨て台詞を吐いていった。

「悪いのは神様だよ、こんな俺にこんなうってつけの能力を与えちまった奴が悪いのさ!」

 ティオ――もとい戸隠佳音が病院に搬送されている間、俺はシグナと二人で警察の様子を見守っていた。

「神様が悪い、だとよ。どう思うよ、蘭堂?」

「それは、科学の発展そのものの否定だよ」

 包丁というものが作られて、それで死人が出たら包丁を作った奴が悪いと言っているのと同じ、暴論だ。

「そうかぁ。そうだよなぁ、確かに」

「所でシグナ。そろそろ警察の目の前で堂々とタバコをふかすのは止めた方がいいんじゃないか?」

 シグナ・アメリオの特殊能力は『終わりの黒』なのであるが、これは漆黒の闇に身を包んで世界各地の好きな場所へ移動できる、という何処かの青色狸も真っ青な能力なのである。

 逆に言えば、どこに行ってもこいつは不法入国者扱いされちまうという事でもある。

「梶栖の事、撃ち殺さなくてよかったのかよ? アイツのせいで何人も死んでるんだぜ、その仇を果たしてやるのがお前の役割じゃないのか?」

 俺は拳銃をシグナに押しつけ、やれやれといった顔をする。

「俺、そういう正義の味方にはなれそうにないから」

 あんな兄と姉が居ながら、俺だけ正義を振りかざすにはあまりにも身が重い――、という理由もあるが。

「そうか。……まぁ、困ったことがあったらまた呼べよ」

「また、電話するよ」

 そう言って、シグナ・アメリオは路地裏へと歩いて行き――そのまま、姿を消した。

 俺は側に居た警官に話しかける。

「そろそろ、いいですか? 特課さんがあとは何とかしてくれると思うんで」

 そろそろ寝なきゃな――と思い、俺は腕時計を見て驚愕した。

 文字盤が真っ二つに割れていた。

主人公のモチーフについては色々ありますが……内緒です。

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