ショッピング
ある街の中心部を散歩していた時だ。
昭仁に、何かお礼をしなければ、とショッピングモールに入った。
「可愛い!」
目に入ったのは、水色のくまのぬいぐるみ。昨日、着ていたシャツもくまだし、これにしようと、即決した。
ラッピングをしてもらい、しばらく色々な商品を見て回り、家路に着いた。
あした、お礼のプレゼント渡すね、とメールすると、嬉しいとメールが返ってきた。
次の日、昭仁が歩いて家に来た。
「昨日ので、乗り捨てたら、自転車曲がったから、明日買いに行く。めちゃくちゃ怒られたよ」
と、ため息をつきながら、パタパタと服の中に風を送っている。
「ごめんね。エアコン、下げようか?」
頷く彼に、エアコンの温度を下げる。
「はい!お礼の品!」
「マジで嬉しい!ありがとう!」
開けてみて、と言うと、丁寧にラッピングを剥がしていった。
「なっ…!何だよ、豊玉!!」
「くまさん、好きなんだろうなあって!」
「このやろー!」
ふざけて、じゃれ合っていたら、昭仁が押し、倒れそうになった私は、彼の洋服を掴んでいた。
目を開けると、昭仁が折り重なるように、私の上に乗っていた。




