表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
貴方が今も好きです  作者: 豊玉姫


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

19/35

花火大会

会場には、人が溢れて、私は人に流されて行き、慌てて昭仁が走ってきた。

「チビを守るために、はい。」

手を握るよう差し出した。私は、何故か冷静に手を握り返した。

「いちいち手もチビだな。」

にこやかに笑い合い、歩き出した。

「豊玉ちゃん!付き合いだしたの?!」

花火大会には、もちろん友人も沢山来ている。

「付き合ってないよ!私がはぐれるからだよ!」

すれ違う友人達に、何度も質問を受けた。

その時、ヒューと花火が上がる音がした。

「急げ!転けるなよ!」

手を引っ張られて、連れて行かれた場所は、人気が無い、遊具にはクモの巣がかかる、ジメジメした場所だった。

しかし、何の障害もなく、綺麗に花火が見えた。

花火に光る横顔を見上げて、聞こえない声で花火の音に紛れて、好きだよと言った。向こうの手を握る力が少し強くなった。

よし、自分達も花火するぞ!手持ち花火を広げ、仏壇から持ってきたというライターで、ろうそくに火をつけた。

ふざけて、振り回したり、追いかけっこしながら、していると、残りは線香花になった。妙に静かになった私達は、花火が落ちないように、勝負をしていた。

最後の二本。

「負けた方は、秘密の話を一つ明かす」

「いいよ!勝負だ!」

先に落ちたのは、昭仁で、私はヤッター!と立ち上がった。

「俺なんかの秘密、聞きたい?」

うんうん、と私が頷くと、30秒程静かになった。

「俺も豊玉が好きだよ。」

「えっ、えーっ!」

私は、驚いて尻もちをついた。

「さっき、好きって言ったの豊玉じゃん。」

聞こえてたんだ…と、思いながらも、嬉しかった。

「俺と、付き合ってください。」

「もちろん!」

思わず、昭仁に抱きついた。心臓の鼓動が速い。彼も緊張してるんだな、と安心した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ