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⑻『生命の抽象化』

⑻『生命の抽象化』



意識の破綻から来る、明晰な現実理解は、常に抽象的である。道路でのたうち回っても、どうせ、狂人扱いされるだけさ、と、うそぶく自己は、果たして本質的に、自己と対峙しているか、という疑問も、まさに川の流れの如くである。



生命は、絶え間ない繰り返しによって、今日まで、人間を存続させて来た。何度も、滅びる様な、地震や戦争や疫病があっても、それらを、乗り越えてきたのである。生命の尊さと共に、その強さを、感じるのは、自己だけではあるまい。



生目の抽象化として、こうやって、文章を書いていることも、生命賛歌になっているか、なっていないかは、別として、生命を賛歌している、自己は居る。寧ろ、その賛歌の表明のために、この文章を書いている様なものである。生命は、絶えず、危機を乗り越えてきた、その事実が、尊い。

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