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⑸『生命の抽象化』
⑸『生命の抽象化』
㈠
所謂、四方八方の、塞がりを破壊して、快適な自己生活を送る時、確かに、生命は躍動していると言えるだろう。自己の力で生きてみれば、自己の力量も分かる。また、不足の力量を判別出来るし、目標も立てられる。生きる意味、というものが、生命に付随する訳である。
㈡
生命は、弾道である様に、また、人生も弾道である。しかし、これは飽くまでもメタファであって、弾道の様である、と言い変えたほうが適切かもしれない。それを理解した上で、やはり、生命は弾道だ、と言って居たい。この様に、文章として、抽象化出来るからである。
㈢
抽象化の理論は、全くもって、自然な成り行きだろう。それは、自己を俯瞰して、一度自己の本質を理解しようとしたからだ、と言えそうだ。弾道は行く、平地を乗り越えて、幽玄を乗り越えて、目的地へと、弾道として、到達するのである。其処には、やはり、理想郷があるだろう、そう思っている。