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⑽『生命の抽象化』

⑽『生命の抽象化』



具体的事例を待つまでもなく、生命は、まさに、生命として現存している。或る弾道から、直線的に導かれた生命は、その根源を知らずに、現存している。我々は我々である、この、我々=我々、の図式は、その状態の如く、生命の抽象化に適応出来るだろう。



異質なる原質、また、原質なる異質、その両極化に自己を据えた時、まさに起こる革命現象が、自己の生命の神話化なのである。我々は呼吸をしている、そして生きている、しかし、何故か、という問いには、答えられない。何故呼吸をしているのか、という問いには、分からないとしか、言えないのである。



しかし、我々は自己の生命のために、呼吸をしている。呼吸という生物学的謎の事を言っているのではない、何故、人間は呼吸をして生きているのか、という、小説的疑問を、不可思議としているのである。一つの、また、全体的な、生命の抽象化が、此処に、一応は、結実したと、して置く。

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