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おにたいじ

作者: セロチ




くらいよ




たすけてよ




おかあさぁん……







まっくらでなんにもみえない




ぼく、どうしたんだろう




あ そうかぁ




ぼく、しんだんだね






さっき、おかあさんがね




「お前さえ…お前さえ居なかったら…」




っていいながらぎゅうってくびをしめてきたんだ




とってもくるしかったよ




どうしてなんだろう




ぼく、いいこにしてたでしょ?



ちゃんとおうちにかえったらおててあらったし




ゆうこちゃんにしゃべるかしてあげたし




おようふくもちゃんとたたんだんだ




なのにどうして







ぼくにはおとうさんがいないんだぁ




でもさみしくなんかないよ




だっておかあさんがいるもん




ぼくのおかあさんね、




とってもやさしいんだぁ




ようちえんからかえったらね




いっつもぼくのおはなしきいてくれるんだよ




おねんねするまえはね、




いつもよんでくれるんだぁ




ももたろう




でもね




さいきんおかあさん、ぼくのこときらいになっちゃったんだ




たたかれたり



けられたり




ぼく、なにかわるいことしたんだとおもってね




あやまるんだよ




なんかいもなんかいも




そしたらね




おかあさん




なきながらいうの




「ごめんね


ごめんね」




って




ぼくもね




おかあさんがないてるから




「ごめんなさい


ごめんなさい


おかあさんごめんなさい」




って




なきながらあやまるんだ







おかあさんがぼくをきらいになったのはね




あのおとこのひとがきてからなんだ




こどもがいるから




けっこんしたくないんだって




けっこんってなんだろう




わからないけど




おかあさんないてたから




たのしいことなのかな




そのおとこのひとはね




おかあさんをなかせたのにね




おかあさんのことたたいたりして




あやまらないんだ







おかあさんはね




ぼくをおうちのゆかのしたにうめたんだ




さむいよ…




くらいよ…




こわいよぉ







つぎのひ、おとこのひとがやってきて




ぼくをほりかえした




また




くらいかばんのなかにいれられて




やまにすてていった




もうくらいのはいやだよ







おとこのひとは




まいにちまいにちおかあさんを



たたいていた




なかよしじゃないのかなぁ







あんまりおかあさんをいじめるから




ぼくはそのおとこのひとを




たいじすることにした




おにたいじ




おかあさんをいじめるおにはたいじしなきゃ






こっちにおいで










ようし




たいじできたぞ




おかあさんに






ほめてもらえるかなぁ








おかあさん




どうしておうちでぶらんこしてるの?




ギーコ…ギーコ




おかあさん




しんでるの?








最後までご覧頂き、有り難うございます。


一度アドバイス頂き、見た目だけでも変えて見ました。

アドバイス有り難うございます


評価、アドバイス等よろしくお願いいたします

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― 新着の感想 ―
[一言] すごい悲しいお話ですね。 こうゆう物語を考れるのは、すごいですね!!
[一言]  こんにちは、いつぞやは拙作品にご評価ありがとうございました m(_ _)m  ってな訳で、評価返しにやって来ましたよ(^O^)/  小さい男の子の口語体一人称、オール平仮名の構成、盲点で…
[一言] ストーリーがほんまに面白かった
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