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ホームレス二人旅  作者: マ・ロニ
第五章
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あとがき

あとがき


 初めて物語を書いたのは、親が購入したワープロを操作した小学生の時です。それから、もう二十年以上たち、気が付けばアラフォーで、豚のおじさんです。

 

 会社で働くサラリーマンよりも、書き手としての仕事に憧れていました。しかし、飽き性の私には一つの事を続けて書くと言うことは難しいだろうと諦め、結局はサラリーマンをしています。趣味の一環とはいえ、こうして物語を書いて読んでもらえることは嬉しく思います。


 この物語を書くきっかけは、やっぱりホームレスです。通勤の途中で二人組の中年のホームレスを見かけました。多くの方が感じる様に「ホームレスかよ」と思いました。

 翌日、二人組は前の日よりも手前で仲良くおにぎりを食べていました。廃棄品かなと思いました。

 更に翌日、通勤で使う市道と国道の交わる交差点を曲がると、二人のホームレスがゴミを載せた四輪のカーゴを押して進んでいます。


(まるで旅をしているみたいだ)


 不思議とそう感じました。そこから、「ホームレス二人旅」の骨組みは通勤途中の頭の中で作り上げられていきます。


 当初は「ホームレスが持つゴミのような物でも異世界では一儲け」みたいな感じを考えていました。しかし、物語の世界観としてポピュラーになりつつある「中世ヨーロッパ暗黒時代とはなんぞ?」の疑念を晴らすために読み始めた参考文献の影響を受けて、結構汚らしい話になってしまいました。どうしてこうなった。


 大体こいつのせい。

 トニー・ロビンソン著 図説「最悪」の仕事の歴史 


 大変ためになり、面白い本です。第二章の多くの職業はこの本に記載のあった職業を参考にしています。ちなみに、この本の中で出てくる文章の一節


「本書の底流を黄金色のせせらぎのように流れている、ある物質」


 これで大体の察しが付くと思われます。ネットや書店で懸命に、中世の鍛冶屋は本当に黄金色のせせらぎを使っていたのかを調べている自分に気付き嫌になったのは良い思いです。


 物語を書いて改めて思ったこと。根気が必要、充電も必要。趣味の範疇だから無理はしませんが、仕事だと嫌になりそう。

 そしてもう一つ判ったこと、物語を書くために文章を考え、資料を調べると言うことは大変、勉強になると言うことでした。学校の勉強よりも、よっぽど身に付きためになると思います。


 今回、小説を書いた反省点としては、もう少しテーマやプロットについて考え、必要な資料や知識を用意するべきであったと思います。特に、三章以降はやっつけ気味で書き上げた感じもありました。次の機会を見て次の作品を作り上げるときに役立てたいと思います。

 又、実体験に勝るものは無いとも思いました。自分自身が見た事、体験したことは創作もしやすく、そうでない場合は、自信が持てずになかなか文章が進みませんでした。

 ただ、あくまで物語、創作、嘘。全て、事実に基づく必要はないと割り切ることも必要だと思います。

 

 作品のアイデアは結構ありますが、書き続ける自信がありません。書くからには、最低でも閉じるようにしたいからです。そうでなければ、読む人たちに申し訳がたちません。


 さて、ホームレス二人旅はこれで終了となります。次も異世界ものか、それとも流行りのVRゲームものか、それとも現代物か。気が向いたときにまた、書き始めたいと思います。上手い事、書き溜めができたら発表をします。


 こんな物語でも読んで評価を付けてくれた方々に感謝。では、また、今度。


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