第2章 勧誘
第2章です。ここまで一気に書いているので同じ時にあげてみます。
というわけで。いやさっき整理できてなかったのにそんなさも説明したみたいな言い方をするなよ。
まったく、ちゃんと説明しろよ。責任者誰だよ…俺だよ!全部俺が1人でしゃべってんだよ!しゃべってねぇよ!思ってるだけだよ!独り言こんなだとまわりにひかれるわ!もうすでにひかれてるわ!車に!
いやまぁ結局車に轢かれたあとは救急車で運ばれ、そんな重傷でもなかったので一週間ほど入院してから学校に戻った。
お見舞いに誰かきたかって?
HAHAHA!面白い冗談をいうね君。
次なんかいったら明日君の席に仮面が置かれることになるだろう。いや花瓶おけよっつーな。
あーでも1人だけきたな。あの事故のあった日、事故の起きる原因となった人物。
運転手じゃないよ?あの人なんか今大変らしいから、慰謝料とか。
そう、俺に声をかけた少女、馴染美菜子である。自分が声をかけたせいでと少々気にしている様子で、お見舞いにきたようだ。
別に気にしなくてもいいのに。むしろ俺が気になるわその胸元。
猫のネックレス激かわ!
はーい、今変な想像したやつグランド10周な。
そもそも俺と馴染の関係といっても同じクラスというだけで別に仲がいいわけでも…。
いやまぁクラスのみんながそんな感じなんですけどネ。
別に嫌われてるわけじゃないけど、特に仲良くもない的ポジションを入学初日に手に入れたのはすごい才能かもしれない。
なんていういらない才能を俺は持っているわけですが、まぁいうところのぼっちですよね。
はい。友達あんまいません。あんまっていうと語弊があるかもしれない。
クラスのみんなとは業務連絡くらいはするけど、私語はしない感じ。
この辺で自己紹介でもしときましょうか。
この俺、本田大樹は学校ではこんなだけど、実は音楽界では名のしれた、超若手大型バンドのベースを担当していて、たまに作曲もしバンドメンバー6人の中で2番目に人気がある。
一番はボーカルのSHINで、まぁボーカルが人気なのはしょうがない、なんて妄想をしているただの高校二年生である。
…恥ずかし
退院した次の日学校に行くといつも通りの日々。
俺が入院したことなんてなかったかのように俺を見ても何の反応も示さないクラスメイト達。
ただ1人違ったのは馴染だった。
「退院おめでとう。身体、大丈夫?」
「お、おう」
俺のコミュ障炸裂!危うく「デュフフ、大丈夫でござるよ」とかいいそうに…ならんわあほか。
「そう、よかった。ごめんね私のせいで…」なおもこちらに声をかけてくる馴染。いいやつなんだろーな。
「お前のせいじゃないし、気にすんな。さんきゅな。」
おお、いまの俺かっこいいんじゃね。
「うん。」俺に微笑みかけてくる馴染。
…かわえー、ぬこみたい。なにこれ、俺の後ろの人と会話してたわけじゃないよね。
そんなこともあって馴染はたまに俺に話しかけてくるようになったわけで。俺の方は適当に相槌うったりしてるだけなんだけどね。
ある日のこと、
「本田くんって部活とか入ってる?」
見ててわかりませんか馴染さんや。入ってたらこんな生活してねぇよ。
「いや、入ってない。」
無駄な労力使うのもねー。とか言ってみちゃったり。
「ならうちの部活はいらない?部活って言っても研究会なんだけど…」
…おいおいこの学校に研究会とかあったのかよ。
「何部?いや何研究会かな?」
「謎研究研究会」
「謎研究研究会?」
「どうかな?」
「まぁ、気が向いたら。」
今思えばなぜこの時にちゃんと断らなかったのかが俺の人生で二番目の謎である。
ちなみに一番はなぜ俺に友達ができないのかだ。




