FILE1:登校
まぁ普通に登校シーンです。すいません(汗
目覚まし時計のデジタル音が聞こえる。
時計を無視して寝るも音はしだいに大きくなっていく。
体を起こし背筋を伸ばしあくびをした。
なぜか部屋の隅に置いてある時計のボタンを押した。
『母さんの仕業だな…』
心の中でそう思いながら制服に着替えて一階に降りていく。
テーブルの上には手紙がおいてあり手紙にはこう記されていた。
『朝は適当に食べて夜はなんか弁当でも買って食べておいて♪ 母』
相変わらず母さんらしい手紙だ。
とりあえず冷蔵庫からプリンとテーブルに置いてあったバナナをいただいておこう。
用意は完了!
さて学校に向かうとしよう。
扉をあけるとヒヤッとした風が体にぶつかる。
「さぶ〜」
思わず声をあげてしまうほどだ。
すこし猫背になりながら学校に向かった。
「う〜っす」
後ろから背中をポンッと叩かれた。
腰あたりまである髪や整った顔立ちで男子にも平然に話しかけてくる奴は
「あぁ未来か」
「ちょっと〜せっかく気持ちの良い朝なのに、あぁ未来か…… はないでしょ!」
「で何かようか?」
「ふ〜んそうやって私をいじめるんだ。 そうだよね竜は前川さんだもんね」
「だから違うって言ってるだろ。 あれはたまたま駅で会って話ししてただけだって」「うっそだ〜あんなに楽しそうな竜初めて見たし前川さんだって普段はあんなに笑わないよ」
「まぁ俺には全ての人を笑わせる能力があるからな」
「ふ〜ん。 まぁこの話しはまた次回に持ち越すとして急がないと遅刻しちゃうよ」
「次回に持ち越さなくていいから……」
俺達は軽く走りながら学校の門を抜け教室へ向かった。