第3話 妖と影
見慣れた部屋の布団の上で目を覚ました。
さっきまでの痛みがなかったかのように、僕の体の傷もすべてなくなっていた。
びっくりして飛び上がると、美優がドアをノックして部屋に入ってきた。
「お目覚めですか、こちらにお食事を用意しておきましたのでゆっくりお食べください」
美優はそのまま部屋を出て行ってしまった。その時、頭の中から声がし。
「汝、影と光の境を歩むものなり、影を取り込み強くなれ」
その瞬間、体の奥底から湧き出てくる力を感じた。その力を使おうと、力を込めた時、目の前に漆黒の球が出現した。
その黒い球は直径5cmくらいの小さなものだった。それは周りのものを巻き込みながら少しずつ大きくなっている。
「ブラックホール?」
その球はいまだ吸収を続けている。
僕は心の中で念じた
「消えろ、、消えろ、、」
パンッ,,,
爽快な音とともにその球ははじけて消えた。
僕は急な疲労感に襲われてそのまま眠ってしまった。
目覚めると見覚えのある場所にいた。
「我の名は「刀鬼」おまえは、我と契約するか?」
本作3わめの投稿です何とか書ききれたので温かく見守っていただきたいです。感想やアドバイスがあれば遠慮なくお願いします。