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安らかな瞳
祖母が危篤だと連絡があったのは
夜の9時過ぎだった
眠る子供を主人に託して
慌ててタクシーに飛び乗り病院を目指す
病室に駆け込むと、従姉妹のえっちゃんの潤んだ瞳と目が合った
着いたのは私が最後だった
私を待っていたかの様に
祖母は静かに息を引き取った
最後の瞬間、祖母は私たちを順番に見つめた
安らかな瞳だった
子供3人、孫7人、ひ孫は6人
92歳なら大往生だろう
葬儀ではみんな泣いていた
棺の中の祖母は
少し笑っている様に見えた
祖母が危篤だと連絡があったのは
夜の9時過ぎだった
眠る子供を主人に託して
慌ててタクシーに飛び乗り病院を目指す
病室に駆け込むと、従姉妹のえっちゃんの潤んだ瞳と目が合った
着いたのは私が最後だった
私を待っていたかの様に
祖母は静かに息を引き取った
最後の瞬間、祖母は私たちを順番に見つめた
安らかな瞳だった
子供3人、孫7人、ひ孫は6人
92歳なら大往生だろう
葬儀ではみんな泣いていた
棺の中の祖母は
少し笑っている様に見えた