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思いつくまま短編  作者: 雨の日


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平穏な日常

恋って素敵

全てがキラキラ輝いて見えて

世界が素晴らしいものに思える


繋いだ手の大きさにもときめいて

その包容力に安心して

そっと彼の腕に頭を寄せた


ずっとこの平穏な日常が続くと思っていたのに




「そいつ誰だよ」


私を睨んでそう言ったのは

私の息子


隣には主人と娘も居た


サァっと血の気が引く


慌てて彼と離れて言い訳をするけれど

息子は罵声を浴びせ続け

私の話を聞いてくれない


主人と娘はその間黙ったまま私を睨み続け

最後に離婚届だけを投げる様に渡して去っていった


ずっとあの平穏な日常が続くと思っていたのに

私の家族に壊された



本当に?

平穏だと思っていたのは私だけだったのかもしれない

壊したのは私だったのかもしれない


そう思える様になったのは

全てを失った後だった



平穏な日常を壊したのはーー

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