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ショート詰め合わせ2

【たまには】

たまにはゆっくり寝てようかな

たまには掃除しないでのんびりしようかな


たまには甘いものたくさん食べてもいいよね

たまにはちょっと良い食材でご飯食べたりしよ


たまには、自分へのご褒美だよね


そうして毎日、たまには、を積み重ねて


私は今日も自堕落な生活を

満喫しているのである



【大好きな君に】

一目みた瞬間、この子だと思った


それから僕と君は、ずっと一緒にいて

一緒に出かけたり、同じ布団で眠ったり


ママに怒られる泣く君の側にも

恋人との長い惚気話を聞かされる時も

このまま変わらず、ずっと一緒にいるのだと


「シロ!おい、シロ!」


僕の尻尾が白いからと付けられた名前


「シロ!」


泣きながら僕を呼ぶ君の涙を

いつもの様に舐めてあげたいのに

ごめんね、もう、身体は動かない



大好きな君に

もう、何もしてあげられなくてごめんね


ハァハァと短い息の中

僕の命の炎が尽きるのだと感じた



【現実逃避】

急に不安になって

ドキドキしたりした時


その不安な現実から心を切り離し

空想の世界に逃げる


現実逃避?

それの何が悪いのか


どんな風にその時を待っていても

それは私の自由でしょう?


不安に苛まれて生きても

空想に思いを馳せて生きても


その現実はやってくるのだから



その事に色々言う人々は

私の不安には

寄り添ってはくれないのだから


大丈夫だよって

言ってあげられるのは

私だけなんだから



【LOVE YOU】


無償の愛って

母から子に向けられると思っていたけど

テレビで流れる悲しいニュースを見ると

全ての人に当てはまる訳ではなさそう


ふと、我が子を見る


目が合うと嬉しそうに笑い

小さな手を私の頬へ


あぁ、そうか


無償の愛はここにある


どんな母にも、こんな私にも

子供は、この子は、

見返りを求めない一途な愛を向けてくれる


私は愛されている




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