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思いつくまま短編  作者: 雨の日


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15/16

ショート詰め合わせ1

【夜明け】

ふと目が覚めた

窓の外は雨が打ちつける

もうすぐ夜明けだ


今日、彼は旅立つ

地方に転勤が決まったのだ


春からは遠距離恋愛だね、と笑った彼は

決して、一緒に来て欲しいとは言わなかった


列車に乗って行ってしまう彼に

一緒に行きたいと言えなかった私は


落ち着いたら会いに行くねと


それだけしか言えなかった



【あの頃の私へ】

子供は風の子、なんて言葉がある

どんな天気の日だって、子供は外で遊ぶもの

なんて言われていた時代

炎天下の空の下、小麦色の肌で走り回った

輝かしい日々


未来は光り輝き希望に溢れていた




鏡を覗き、シミの数を数え、ため息をつく


あの頃の私へ、伝えたい


UVケア、超大事



【泣かないよ】

泣かないで、なんて

どの口が言うの?


泣かせたのは貴方でしょ


ごめんね、なんて

どの面下げて言ってるの?


悪いなんて思ってないくせに


もう泣かないよ、なんて

何で私は答えるの?


可愛げのない私だから


彼は去っていくのに



【愛と平和】

ゴロリと横になると、すかさず寄ってきて

顔周りクンクンしてペロペロしてきて

身体の上に乗ってくる

モフモフの君


肉球は少しひんやりでスベスベ

気まぐれに左右に揺れるシッポ


疲れた時はそのモフモフに顔をうずめ

思い切り深呼吸


あぁ、癒される


もしかして君は


愛と平和の象徴では?



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