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運命の出会い

まさに運命の出会い

真っ直ぐに私を見つめる、つぶらな瞳

まんまるフォルムの白いボディ


ゲームセンターのクレーンゲーム

ガラスの向こう側で

君は王者の風格で、そこに鎮座していた


「くっ、あとちょっとだったのに!」


出会いから30分

私は未だ思い通りにいかないクレーンの前にいた


あと少しなのだ

一回進めるごとに少しずつ、しかし確実に

あの子はゴールへと近づいている


手のひらを見る

3000円分両替したはずの硬貨はもうない

1つのゲームに賭けるには十分過ぎる額だ


もう諦めなければ

残念だが、これもまた運命

別れの挨拶をとあの子を見つめる


そしてー


あの子のその瞳に見つめられると

私の決心はサラリと消え去り


再び財布へと手が伸びるのであった


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