表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハルク-HARUKU-  作者: 五嶋 月
6/8

【第5話】 『メンバー発表』

ここは紅風高校グラウンド3塁側ベンチ前。


「それでは、春の県大会のメンバーを発表します。」


飛山監督が選手を座らせてそう言った。

3年生は特に、全員緊張の顔をしていた。


背番号1から順番に発表され、一色部長の元へ背番号を貰いに行くという流れでメンバー発表は行われる。


「背番号1、海野(かいの) 晃士(こうし)。」


「はい!」


海野は大きく返事をし、一色部長の元へ行き、背番号を受け取った。


このような流れで背番号を選手たちが受け取っていき、春の愛知県大会に出場する20名が決まった。


だが、そこに晴玖の名前はなかった。

一年生だから当たり前と言えば当たり前なのだが、笹木と孫は選ばれた。


では、選ばれた20名をここで紹介しよう


背番号1 海野(かいの) 晃士(こうし) 右投右打 3年

最速148km/hを誇る投手。

コントロールもかなり良く、秋メンバー外だったのだが、冬にかなり伸び、エースを掴み取った。


背番号2 堀田(ほった) 拓真(たくま) 右投右打 3年

非常に強肩な正捕手。

打順は主に7番であり、秋は4番だったが、調子を落としている。それでも広角に強い打球を飛ばすパワーは健在。


背番号3 中野(なかの) 誠也(せいや) 右投右打 2年

紅風高校自慢のクリーンナップの1人で、5番を打っている。秋は控えだったが、調子を上げ、遂に主軸を任された。


背番号4 杉本(すぎもと) 星斗(せいと) 右投左打 3年

紅風高校の3番セカンドを任されている。

高校通算45本のパワーに加え、足、守備力もある。


背番号5 松田(まつだ) 潤一(じゅんいち) 右投右打 2年

6番サードを主につとめる。

1年生の夏からメンバーに入り、秋にはレギュラーを獲得した。俊足好打で守備範囲もかなり広い。


背番号6 桧山(ひやま) 大和(やまと) 右投右打 3年

1番ショートをつとめる。

昨年の夏から背番号6を勝ち取り、非常に出塁率の高いチャンスメーカーとしてチームを引っ張る。


背番号7 中山(なかやま) 賢太(けんた) 右投左打 3年

2番レフトをつとめる。

チーム1、いや、愛知県1の脚力を持つ。

セーフティなどの小技を得意としており、塁に出たら非常に厄介な選手。


背番号8 澤村(さわむら) 秀太(しゅうた) 右投右打 3年

紅風高校不動の4番をつとめる。

高校通算25本と杉本には劣るものの、高いミート力と広い守備範囲を持つ走攻守に優れた4番。


背番号9 武内(たけうち) 陽斗(はると) 左投左打 2年

一発のある期待の2年生。

打順は9番ながら、既にホームランを15発放っており、1年生の夏から野手に転向して覚醒。

元投手という事もあり、非常に強肩である。


背番号10 羽田(はねだ) 芳樹(よしき) 右投右打 3年

紅風高校の頼れる主将。

元エースであるが、昨年の冬に故障。海野に先を越されてしまった。怪我の影響もあり、最速145km/hだった球速も136km/hまで低下。その分、本格派から技巧派へとスタイルを変えた。スライダーが非常に曲がる。


背番号11 笹木(ささき) 光太郎(こうたろう) 右投右打 1年

言わずと知れた我らが明香ボーイズの元エース。

1年生ながら最速150km/hを誇るスーパールーキー。

コントロールも良く、このまま行けば秋からエースだということで非常に期待されている。


背番号12 漆原(うるしばら) 咲斗(さくと) 右投右打 2年

2番手捕手をつとめる。

スタメンとして起用される事も多く、堀田との併用である。キャッチングに定評があり、バッティングが永遠の課題。


背番号13 藤山(ふじやま) 龍空(りゅうく) 右投右打 2年

最後の最後まで中野と一塁手争いをした実力者。

春大も恐らく併用起用していくとされる。

一発のある長打が持ち味のバッター。


背番号14 戸山(とやま) 翔真(しょうま) 右投左打 2年

代走の切り札で、中野が終盤で塁に出た時に起用される。チームでは、中山の次に足が早く、高校になってからその足を活かすため左打ちへと変えた。


背番号15 黒田(くろだ) 舜太(しゅんた) 右投右打 3年

最後の最後まで松田と三塁手を争い、春の予選では5番を背負っていたものの、バッティングが不調になり、松田に正三塁手を取られた。守備力の高さとミート力が持ち味。


背番号16 市岡(いちおか) 勝利(しょうり) 右投右打 2年

最速141km/hを誇るノビのあるストレートが持ち味の投手。コントロールも良く、特にスライダーのコントロールがピカイチ。


背番号17 城山(しろやま) 元気(げんき) 右投右打 2年

この冬に野手転向をした代打枠の選手。

春のオープン戦で打率.600を超える活躍を見せ、見事メンバー入りを果たした。パワーとミートどちらも兼ね備えたバッター。


背番号18 尾山(おやま) 康介(こうすけ) 右投右打 2年

今の紅風高校2年生世代で次期エース候補と言われている投手。

最速145km/hでコントロールはあまり良くないが、球の勢いは全国でも屈指。球速以上の何かを感じる。


背番号19 (そん) 正孝(まさたか) 右投左打 1年

我らが紅風高校1年生の2人目のメンバー。

当たった時の飛距離はとんでもなく、一発しかないのが課題だが、ロマンは紅風高校ナンバーワンだろう。


背番号20 黒田(くろだ) 鉄心(てっしん) 左投左打 3年

メンバー唯一のサウスポー。

最速135km/hながらも、クロスファイヤーが武器で、カーブやチェンジアップなど緩急を駆使して戦う頭脳派投手である。


以上20名で戦う春の県大会。

まずはベスト8に入り、夏大のシード権を獲得し、そのまま優勝をめざして戦う。


長沼はスタンドからの応援だが、果たして優勝することは出来るのか!?





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ