第22話 災厄の勇者
大変投稿が遅れた挙句、文章量もいつもより少なくなってしまっています。
申し訳ございません。
次話投稿を可能な限り早く頑張りますので、お許しください。
「なにをやっているのだ!このままでは国から国民が消えうせるぞ! 」
「そ、それがやはり勇者という存在が大きく......」
「その通りです。ブリッツ様、ここは勇者よりも国民にとってメリットのある政策を考えるのが第一かと」
「そうか。では何かいい案のあるものは? 」
「「「「......」」」」
そうして沈黙のまま会議が終わるかと誰もが思ったとき、
「ブリッツ様!!ケンブ帝国・ツユゲイジ王国の勇者様が甚大な被害を各国に与えたうえで行方知れずになり、今では今回の勇者は災厄の勇者であるといううわさが各地で飛び交っているようです」
「ほぅ。もっと詳細を教えろ」
「はっ、ケンブ帝国のオオゾラ様は約5000の兵を連れ魔族軍と戦闘。序盤は優勢だったものの将軍ゴブリンの登場により劣勢になったようです。その後将軍ゴブリンは倒せたようですが、軍はほぼ壊滅、オオゾラ様の姿は戦場になかったそうです」
「なるほど。それでヒノカワだったか?そっちはどうなったんだ」
「そちらは詳しいことはわかっていませんが将軍ゴブリン出現ののち超大規模爆発が起こり魔族・人間両軍ともに壊滅しました。これがヒノカワ様によるものかはわかりかねますがこののち彼女は消息を絶ちました」
「よくやった。下がっていいぞ。すぐさま国中にこの知らせを拡散しろ!自由セイウス王国への対応で我々と国民の間の信頼を築くのだ」
「「「「はっ!! 」」」」
この話が広がるのに時間はかからなかった。この会合の2日後までには新生ウガルス共和国内でこの話を知らない者はいなくなった。
この状況にブリッツは即座に討伐指令を出し、2万を超える新生ウガルス共和国軍を率いセイウスに向かった。
ユニントンとの戦いが幕を閉じ、ようやくゆっくりできると考えていると
《暇なら市場に行くぞ》
とティポタが言い始め、確かにもう一度食べたいほどおいしい食べ物がたくさんあったから行ってもいいなと思い、館を出た。最近はセイウスにもともと住んでいなかった人もセイウスの町で見るようになりかなり栄えたようだが、もともとそんなに広い町でもないのでウスカンさんがそういう人々をどう扱うか今検討中だ。
「あっ、勇者様だ!! 」
という一つの声から始まって多くの人に声を掛けられあっという間にいろいろと買わされてしまった。サービスしてくれたものも多く一人では食べきれないほどの量だったがウスカンさんたちへの差し入れとして館にもって帰ることになった。
「それじゃあ、一回戻るので」
「ぜひウスカン様達にも分けてあげてくださいね。あ、そうだ、今度はウノンさんもつれてきてくださいよ」
「それはいい案だ! 」
「みんなおまけしまくりますから」
「はい、また来ます!! 」
角が生えていること以外は普通の人間で美しいウノンが来るということに主に屋台の男たちがにぎわっているのを横目に俺は帰路についた。
館に帰り、ウスカンさんや親衛隊の3人、ウノンたちと館のリビングで食べ物を食べることになった。
「これ、おいしい」
「わかってるね~、ウノン!これはセイウス名物なんだ。これもおいしよ」
すっかり仲良くなったらしいウノンとイグザがセイウス名物の話で盛り上がっている中、俺とウスカンさんは街に入りきらなかった人々についてどうするかについて話し合っていた。
「今はどれくらいの人数がセイウスに? 」
「いまのところ2000人ほどですね」
「もともとのセイウスの人口で2000人いくか行かないかくらいでしたよね!? 」
「そうですね。とりあえず当面の間は町の周りで生活してもらい、外壁を増築していきましょう。セイウスの周りではナジュールの森に近寄らない限り魔物の一匹すらいませんからね」
「そうですね」
その後は、屋台の食べ物を一通り食べながらゆっくりしそのまま自室のベッドに戻り眠った。
次の日、
「ウスカン様~!!大変なことが!! 」
という大声におれはまだ日も上がっていないうちに目覚めさせられることとなった。




