第18話 巻き起こる混沌
今回次の和との区切り上の問題で大変短い内容となっています。
次の話の投稿をできるだけはやめますのでどうかご了承ください。
俺たちがジンキを送り出してから数日後、王都にて
「我々セイウス悪魔討伐軍は、正体不明の悪魔の力を操る男に敗北を喫してしまいました。申し訳ありませんでした。ですが、私にはもっと重大な報告があります。それは、私が本当の勇者ではないということです。これから読ませていただくのは、セイウスを現在治めているウスカン王子からの書物です。
〖我々には真の勇者がついている。勇者を偽る国はもういらない。セイウスは本日をもって自由セイウス王国として独立する。ウガルス王国に今後手を出すものは容赦なく最高の力をもって迎え撃たせていただく。しかし我々はウガルス王国に住む国民であれば自由セイウス王国の国民として迎え入れよう 元ウガルス王国第一王子 自由セイウス王国 ウスカン ミハマ〗
私は何があったのか詳しくはわかりませんが、私は国王に命じられ勇者と偽ったのです。真の勇者はあの悪魔を自在に使いこなすミハマ様なのです。国民の皆様に混乱を招いたこと深く深くお詫びします。本当に申し訳ございませんでした」
勇者が帰ってきて討伐報告を高らかにするものだと思っていた国民はその内容とジンキの土下座に騒然となった。なにせ、自分たちが祝っていたのは王によって偽装された勇者であったのだから。そんな中ジンキのもとに駆け寄った体つきのいい男はブリッツだった。ブリッツはジンキのことを抱擁すると
「申し訳なかったジンキよ!国王の悪逆非道な行動にはきずいていたが私も自分が殺されないようにと止めることができなかった。本当に済まない。ここからは私に罪を償わせてくれ。ウガルス王国の国民たちよ国民をだますような国王はいらないと思わないか」
「「「「「おー!! 」」」」」
そうして、そのジンキの報告とブリッツの裏切りがウガルス王国を3分する大きな大きな戦争の幕開けとなったのだった。
ブリッツに賛同した王都の民衆たちは王城に向かうブリッツに続き王城へと攻め入ったがそこにいたのは国王とその近衛兵を除いた兵士しか残っていなかった。国王不在の王城にはブリッツが臨時の国王として入場することになった。
その数日後、国王とその側近である5人の近衛兵はウガルス王国南部の海の町セオロットから西に数十キロほどの辺境の地にいることが発覚した。すぐさまブリッツは大多数のウガルス王国国民を率いて国王を討つため攻勢に出ることになった。
これに対し国王側はまさに一騎当千と名高い5大近衛兵のうち4人もの兵を投入し迎撃戦を行うことになった。
その2軍はセオロット周辺でぶつかり、戦闘が始まった。始まってすぐのころにはやはり単騎の強さが違う近衛兵たちによって戦場は圧倒されてしまっていたが、ブリッツはすぐさま兵をセオロットの町の中に避難させ魔法を使った攻撃に切り替えることで、近衛兵の疲労をもくろんだことで戦闘は長期戦へともつれこんでいった。
そのころ国王はブリッツ軍との戦闘に送り込んでいない近衛兵をセイウスに送り込んでいた。




