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読者とは②
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さて、うおっほん。ええ、さて……、そうですね。ええ、実は驚愕な事実ですけれども、ええ、実は、スコップさんではなく、スコッパーさん、だった訳です。目の前のあなたも、某、口だけ宙に浮かぶ猫のように口元がふわぁ。と、なってしまったでしょう……?一緒にふわぁ。としてしまいましょう。
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さて、気を取り直しまして、スコッパーさんの御作品を目にしてみると、そのような活動をなさっている方々は、どうやら個人のようなのです。スコッパーさんが読み込まれて、これだ!と思う御作品にスポットを当てる為、日々、ご感想やご批評や、ちょっとしたマル秘ポイントをスコッパーさんの感性の赴くまま仕上げられていたのですね。私は、綺麗だな、と思いました。喩えるなら、まるで朝露に光る美しい新緑のように瑞々しい美しさ、です。私がもし、寝ぼけ眼に走り回ろうとする水蒸気ならば、あまりの美しさに蒸発するのを忘れて暫く新緑の葉の裏側あたりに水滴のまま留まろうと画策することでしょう。