読者とは①
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目の前のあなたは、読者という立場になったとき、どのように思われますか……?私は、解らなかったのです。だって、今までそのような形で一度も考えてみたことがなかったからですね。今まで書き手という立ち位置から、読み手になる感覚しか私は知らないのです。難しいお話です。よくよく思考してみたら、それは、全く違う立ち位置なのですから、難しいのも当たり前だったのです。
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さて、私がスコップさんについて、楽しくぐるぐるしていた頃、偶々目に入った、スコッパーの方が書かれている御作品というのを初めて目にしたのです。
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えっ、遅いですか……?いえいえ、そんなことないのですよ。作者である私は、実は知っていたのです。だから、知らないふりをしていただけなのですよ……?ええ、ええ、スコッパーの方々が実はスコップさんではなかったことなんて、知っていたのです。
スコッパーさんが書かれていた御作品というのはですね、ご感想、ご批評の総評や、あらゆる気になった御作品のご紹介など、だったのですよ。
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私は、まるで、某、消えて口だけ浮かぶ猫のように、ちょっと口だけ浮かんだかもしれません。ええ、こちら『小説家になろう』には、そのように、埋もれてしまった御作品をスコップする方々が実はいらっしゃったのです。