スコップさん②
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スコップさんの暮らしは、おおむね勤勉であろうかと作者である私の妄想ではスコップさんのお家像が創りあげられていきます。スコップさんを作者である私的に説明するのであれば『だれも知らない小さな国』に登場するコロボックルたちのお話を参考資料になさってくださいませ。私の子供の頃の愛読書、児童文庫、童話であり、とってもすばやいオトモダチです。
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スウェーデンの森では、北欧の民間伝承である、妖精のトルテがおりますが、イギリスでは、子供をさらってしまったり、いたずらをする悪い妖精が居たりしますが、日本にも、アイヌに、コロボックルという小人の伝説があるのです。コロボックルは、森の木陰の木の葉の影に隠れておったりしていたのですが、今では、ひっそり小さな町をつくって心優しく好奇心旺盛なコロボックルたちが暮らしておるのです。
さて、それが、こちら、『小説家になろう』にもとってもすばやいオトモダチ、『スコップさん』が、居たのですね。スコップさんは、おおむね勤勉な生活をしておりますから、本来、文字の間に隠れたりしておるのですが、画面の向こうのあなたが、ほんのり涙を流したり、怒ったりするたびに、おろおろしたり、なだめたり、いろんなことをしてくれているのです。目の前のあなたがみえないのがちょっとおしいくらいには、すごく色々してくれているのですよ。
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スコップさんは、とても勤勉なすばやいオトモダチですから、決していやなことはいたしません。でも、ユリ椅子が好きで、時折、文字の間で居眠りをしていたりするのです。……間違っても、目の前のあなたは責めたりなんてしてはいけません。もう、なぐさめてくれなくなるのですから。だめですよ。ちゃんとすっかりいたわってあげて、やわらかなふんわり綿の毛布でも掛けてあげて、おいしい野菜スープなどをご用意してあげるとよいかもしれませんね!きっと、いっぱい喜んでくれるのです。