スコッパーとはなにか②
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私の中では、スコッパーというものは、某探偵事務所で暗躍している頭脳が大人な坊ちゃん的な感覚です。なのでもしかしたら、秘密でもないのかもしれません。個人的に暗躍しているのかもしれません。姿形的には、小さい小人みたいな感覚です。あの三角のサングラス的なマスクをつけ、小さいお兄さん的な何かが、黒いタキシードとマントを翻して、様々な場所に現れるのです。
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そこまで想像して、私はくすっといたしました。なにやらちょっとだけ想像が楽しくなってきたのです。声は、どんな感じかしら……?よく言いますのは、背が高い方程、声は低いそうです。私は、高いキーキー声は嫌だわ。と思いました。お兄さん的なあれでも、ほんのり低めの美声であって欲しいわ、って思うのです。でも、こうも思いました。おおむね、はじめの想定した期待は裏切られるもの。想定したお姿とは真逆なお声に違いありません。そうですね、きっと高めのお声の美声なのでしょう。もしかしたら、あしながおじさん的な、足だけ超絶長い不思議体型をなさっているのかもしれません。
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悪ふざけ的な妄想で、スコッパーという妄想世界の住人に個性をつけ始めた頃、それらには、とうとう、名前が付けられました。