表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/44

第19話 謎の声の正体

何かに満たされているような、ふわふわしているような、全身が軽いような、重いような変な感覚に襲われる。



 心地いい。



 目の前は光で見えない。


 しかし、どこか懐かしいような感じだ。俺はさっきレアの突撃で倒れたはずだがどうしてこんな所にいるんだろう?


 死んだ、とか?


 いや、それだったら洒落にならない。死因がレアの突撃って、ある意味洒落になってる死因だけどさ。



「ヤッホー!聞こえてるぅー?」


「うわぁ!」


 誰だ!?いきなり声が聞こえたが、未だに姿は見えない。


「私はねぇ、君に話しかけていた()()()だよー!気がつかなかった!?やっぱ気が付かなかったでしょー!


そしてね、君を影から救った私のしょうたウギャァ!」



「はいストップ〜それ以上言ったらつまら無いからねぇ〜何のために君に協力したか忘れ無いように!はい!そこ重要!」



 何かもう一人現れた。と言うか正体か、正直気になるがそんな事の前にこの状況を説明して欲しい。


 倒れたと思ったら目の前で姿の見え無い二人がコントを始めたんだ。こんな状況を呑み込む事が出来る奴なんてそうそう居ないだろう。



「おい!てめぇら!ジャレてねぇでコイツに説明してやれや!ぶっ壊してやろうかぁ?ワレ?」


「言葉遣いが悪いですぅ。怖いから辞めて下さいよぉ〜死にたいんですかぁ?」


 2人増えたがまとも最後の人はまともで良かっ....んんん?


 最後何て言った?俺には「死にたいんですかぁ?」って聞こえたけど。可愛い声して怖っ。


 言ってる事まともなのって三人目だけじゃん。もう、起こってることに混乱し過ぎて何が何だかわから無い。


 切実に説明が欲しい。



「ふっふっふー!代表として私が言おう!!まずねぇ〜あれ、何だっけ?」


「も〜!ナギちゃんとしてくださいですぅ〜ついつい刀でめっ!てしそうになったですぅ〜」


「ナギ!お前が俺たちを巻き込んだんだからな!!ちゃんとしろよ!!ぶっ壊してやろうか!!


 まぁ仕方ねぇ、俺が説明してやるぜ。ここはなぁ精霊の住処つう場所だ。


 この世の生命は皆んな肉体に依存してるんだがよぉ、一定の進化をした者は肉体が不要な精霊に進化するんだが、その時皆んなここに精神体を飛ばされて魔力を溜めて転生するんだよ。


 それが進化の中身なんだが、それだとなぜここに居るのかって話しになるだろ?それはな...」



「えー!ちょっと話長くない?私飽きちゃった。」


「まぁ長いね〜簡潔に言ったほうが伝わりやすいよ〜ここ重要ね!」



 一番気になるところでとまったんだが。と言うかこの四人何者なんだ?この世の真理みたいな事を話してるけど?


 進化とかも気になるし。



 え?寝そうになったのは誰?



 だ、誰だろうね〜


 本当、そいつは最低だね。うん。


 でも僕は思うんだ、長話は眠い。これ真理だと思うんだよ。だからね、そいつは悪くない、そう主張したい。



「長話を簡潔にまとめると、今は不思議空間に居てなぜここに居るのかって言うと私たちのひまつぶ...


 じゃなくて、七迷宮を攻略して欲しいんですぅ」


 途中暇潰しとか言ってた気がするけど気のせいだ。気のせいであると願いたい。


 と言うか本当にこの人達は何者なんだろう?


「あ、あのー質問しても良いですか?」


「答えられる範囲ならいいよ〜答えられる範囲、ね〜ここ重要!」


 声が届くかも分からなかったから聞こえてて良かった。聞こえて無かったら知らないところに話しかける変な人になる。


 人じゃないんだけどね。


「じゃあ、四人は何者なんですか?」


「私!?私ね!!私は〜」


「おい!てめぇちょっと待てや!どこまで話すつもりだよ!」


「え〜?ゴニョゴニョゴニョ。」


「はぁ?バカかお前?それじゃあ行ってもらう意味ねぇだろ!!仕方ねぇ俺が()()()言ってやるよ!」


 話が長いって言われたの気にしてたっぽい。なんか可哀想だな。


「俺たちはなぁ、()()だ!」


 え?なんって言った?魔王とか言わなかった!?なんで魔王が俺に話しかけてるんだ!?


 説明して状況を理解しようとしたらさらに理解不能になってしまった。


「あー!もうすぐ切れちゃうじゃん!もー!!まぁ、七迷宮を攻略したら色々分かってくるから待ってるよ〜!」

















「ライリーさま、起きてなの〜!こけこっこーなのー!」



...むにゃむにゃレアの声がする。



「えへへ〜抱き枕にしちゃダメなの〜でもレアは優しいから許してあげるの〜」



...レアのほっぺが気持ちい。ぷにぷにであったかくてとろけそう



「...私は怒ってる。それなのに二度寝しようとするなんてダメだからね」



...マチルダがなんか怒ってる?あ、ビンタが飛んできた。



バッチーン



ビンタのついでに俺の意識もまた飛んだ。



二度寝(二度目の気絶)となりそうだ。






「ヤッホー!元気ー?謎の声だよー!


ライリーまた寝てるねー!元気なさそうだし!!あ、そう言えば勇者が言ってたけど何だっけ...


思い出した!!元気玉だ!!ライリーに元気が出るように面白かったらブックマークと評価して行ってねー!


レアの時は増えたのに私の時増えなかったらニキビが増える呪いを評価してない人にかけにいくね★


ってことでバイバイ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ