おかえり。ただいま。
センセイ「それではホームルームを終わりにします。部活動は明日から活動開始なので、各自帰宅後は明日からの授業に備えるように!以上。」
今日は初日のため、午前中で学校が終了した。みんなぞろぞろと帰っていく中、朔たちはまだ教室に残っていた。
ユウト「夢香、お前いつ帰ってきたんだよ。」
ユメカ「先月。お兄ちゃんがこっちの大学受けたいってなって、私もついてきちゃった。」
ユウト「そうだったのか...。」
サク「それより、お前今までどこで何してたんだよ!何も言わずにどっか行って、連絡もよこさないで。」
ユウト「おい、朔。」
ユメカ「二人とも、ごめんね。お父さんの転勤でアメリカに行ってたの。急なことで何も言えなかったの。連絡したかったけど、いろいろあってできなかったんだ。」
ユウト「俺達ずっと、夢香のこと待ってたんだよ。帰ってきてくれてよかった。おかえり。夢香。」
ユメカ「ありがとう。」
ユウト「朔も、なんか言えよ。」
ユメカ「... ...。」
サク「お前が無事でよかった((ボソッ 」
ユウト「なに?」
サク「お前が無事でよかった。おかえり。」
ユメカ「うん!ただいま!」
夢香はとびっきりの笑顔を見せた。
ユウト「さてと、帰るか!」
サク「そうだな。」
ユメカ「うん。そういえば、二人もバスケ始めたんだって?」
サク「ああ、そうだよ。」
ユメカ「私もバスケ部入るつもりだから、よろしくね。」
ユウト「まじー?!よっしゃ!ずっと三人でバスケやりてーって思ってたんだ!」
三人は他愛もない話をしながら帰った。