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目覚めたら
重い、体がものすごく重い。
起きるのがダルい。というか起きれない。
「ミケそこを退いて」
理由は簡単だ。会話する猫ミケランジェロがいるからだ。
「あと10分......」
こいつ、高校生の朝みたいなこと言いやがって。
「ダメだ。俺だって大学の講義があるから。」
無理やりどかした。
「なーにーするんだ。俺の特等席を!」
「俺の身にもなってみろよ。バイト終わって疲れて帰って寝て朝、
猫がいたら辛いだろう。」
ベットから起き、着替え始めた。
「どーせ、その講義ってやつで寝てるくせに」
「何で知っている!」
「それは風の噂で聞いた。」
「おやつにサバでどうだ」
「しーちゃんに聞いた!」
こいつ簡単だな。魚一匹で釣れるなんて......
とりあえず、あいつには後で問い詰めるとして、
いい朝だ。