はじまりはじまり
今日は晴天。昼寝にはいい陽気だ。
僕は、縁側に行き一息しようとした。
残念ながら彼も同じ考えをしていた。
猫のミケランジェロである。
「おい、カケル。俺が先客だから来るなよ。」
......猫のミケランジェロである。
彼が住んで一週間。こんなことにも慣れてしまった。
まぁ、慣れてはいけないんだと思うけど。
なぜか、喋る猫を飼ってしまった理由は後で話すとしよう。
今はこの猫、ミケランジェロ、、、ミケを退かなければならない。
「ミケ。ちょっとくらいいいだろう。」
「何を言っている。我にさしずしようと100年早いわ。」
一歩も引かないようだ。ならば......
「今日晩飯抜きだな。今日シャケなのにな。」
「なんだと。シャケだと。」
ちなみにミケは、シャケを神のように崇めいている。
「どいてくれたら今日の晩飯な」
僕は勝ち誇った顔でミケに言った。
「ちい...わかったよ」
ついに俺の場所が.......
「その場所は俺のものだー」
スライディングしてきたよ.......
「おい。ペン太」
そうこいつは、ペンギン。こいつもなぜか喋る。
こいつらとの出会いはのちのち説明していこう。
とにかく今日はいい天気だ。