オレっ娘ヒカルちゃん3話:小学校での女子更衣室で男子への優越感を感じるヒカルちゃん
前の鉄棒事件以来、女の子が男子より有利な事が大好きになったヒカル。
そしてある夏の終わり、学校で大きな変更があった。
今まで小学校のプール授業では、男子も女子も同じ教室に戻って着替えていた。
みんなバスタオルを巻いてなんとかやり過ごしていたけど、不満をいう女子もいた。
ところがその年、新しいルールができた。
女子には、プールのすぐ横にある小さな建物に「女子専用更衣室」が用意された。
鍵もかかるし、中は広くて鏡もあって、ゆっくり着替えられる。
一方、男子は「男だから大丈夫でしょう」と、女子が更衣室に行くときに通る通路みたいなところで、バスタオル一枚でアソコを隠しながら着替えることになった。
屋根はあるけど壁は三方しかなく、通りすがりの女子から丸見えの場所だ。
プール授業の日。
ヒカルは水着姿のまま、友達の女子たちと一緒に新しい更衣室に向かう。
鍵を開けて中に入ると、みんなでキャッキャと笑いながら着替える。
ヒカル「やったー! 更衣室! 女子だけー!!」
ヒカルは大はしゃぎ。
鏡の前で髪を直しながら、窓の外をチラッと見る。
そこには、男子たちがバスタオルを腰に巻いて、恥ずかしそうに立っていた。
ゆうまも真っ赤な顔で、両手で前をしっかり押さえながら、友達と小声で話している。
時々、女子更衣室の方をチラチラ見て、視線が合いそうになると慌てて目を逸らす。
ヒカルはニヤニヤが止まらない。
更衣室から出てくるとき、わざとゆうまの近くを通って、大きな声で言った。
ヒカル「ねえゆうま~、そっち寒くない? こっちは暖かくて広くて最高だよ~!」
ゆうまは「う、うるさい……!」と顔を真っ赤にしてバスタオルをぎゅっと握りしめる。
ヒカルはさらに追い打ち。
ヒカル「女の子ってほんと得だよね~。
更衣室もあって、鉄棒の横回りもできて、立ちショ……あ、立ちはダメだったけど! とにかく女子最強!!」
周りの女子たちもクスクス笑う。
男子たちはみんな下を向いて、早く着替えを済まそうと急ぐ。
ヒカルはその日から、プールのある日は朝からウキウキになった。
ヒカル「今日も女子更衣室だよ! 男子はがんばってね~!」
と、ゆうまに言いながら教室を出るのが日課になった。
ゆうまは毎回「ずるい……」と呟くけど、ヒカルはもう完全に優越感に浸っていた。
女の子であることが、こんなに楽しいなんて――ヒカルは心の中で何度も思った。




