表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オレッ娘シリーズ2「女の子である事に優越感を覚えるヒカルちゃん」  作者: オレッ娘、強い女の子好き


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/3

女の子である事に優越感を覚えるヒカルちゃん2話:鉄棒で女の子にしか出来ない技と男の子にしかわからない痛み

ある夏の午後、ゆうまとヒカルはいつもの近所の公園で遊んでいた。


ヒカルは今日も元気いっぱい。

鉄棒を見つけるなり、軽やかに飛びついて、腰を鉄棒に跨がせ、体を横にぐるんと一回転させる「横回り」の技を披露した。

着地してドヤ顔でゆうまを見る。


ヒカル「どう? すごいだろ~! ゆうまもできるか?」


ゆうまはヒカルの挑戦に弱い。

少し緊張しながらも

「う、うん……やってみる!」

と鉄棒に飛びつく。


まずは普通にぶら下がって……よし、次は跨ごう。ゆうまは勢いよく腰を鉄棒に乗せた瞬間――


ゆうま「ぐあぁぁぁっ!!!」


突然の激痛にゆうまは鉄棒から落ち、地面にうずくまって両手で股間を押さえた。

顔は真っ青、涙目で息も絶え絶え。


ヒカルはびっくりして駆け寄る。


ヒカル「え、ゆうま!? どうしたの!? どこか打ったの!?」


ゆうまはしばらく言葉が出ない。やっとのことで、震える声で小声で言った。


ゆうま「……金玉……鉄棒に……潰された……」


ヒカルは最初、意味がわからずキョトンとする。


ヒカル「きん……たま? あ、そこのことか! なんでそれでそんなに痛いの?」


ゆうまは恥ずかしそうに、でも必死で説明する。


ゆうま「男の子はそこに大事なのがぶら下がってるから……鉄棒に跨ると、ギュッて押しつぶされて……めちゃくちゃ痛いんだよ……」


ヒカルは目を丸くして、しばらく考え……そして急にパッと顔が明るくなった。


ヒカル「えっ! じゃあ、これは女の子にしかできない技ってこと!?」


彼女は鉄棒に戻って、もう一度軽やかに横回りを決める。

今度は得意げに胸を張って。


ヒカル「やったー! オレの勝ちー! ゆうまには絶対できない、女の子だけの必殺技だー!!」


ゆうまはまだ地面でうずくまったまま

「ずるい……」

と弱々しく呟くけど、ヒカルは大はしゃぎ。

くるくる回りながら

「女の子だって強いんだぞー!」

と叫んでいる。


結局、ゆうまが回復するまでヒカルは鉄棒を独占。

ゆうまはその日一日、座るときもそーっと座るしかなかった。


それ以来、ヒカルは鉄棒を見ると

「女の子限定技!」

と言って自慢するようになったけど、ゆうまのことはちゃんと気遣って、その日はアイスをおごってくれたのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ